2024年11月3日(日)、生物・地学収蔵庫ガイドを行いました。
収蔵庫ガイドでは、ふだん皆さんの目に触れることのない収蔵庫の中をご案内しています。
今回は、満員御礼!24名の方にご参加いただきました。
2つの班に分かれて、見学をしました。
昆虫収蔵庫では、お子さんが標本にくぎ付け。
昆虫の世界では、カブトムシのサイズは巨大で、ほとんどが1cm以下の小さな生き物です。
「見たい昆虫はありますか?」と質問すると
「ヨナグニサン」「タイコウチ」と名前が次々と上がり、
学芸員は標本を探して大忙し。
待っている間に、きれいなチョウも見せてもらいまいた。
こちらは、岩石・鉱物収蔵庫。
なかなか標本に触っていただくことができないのですが、
今回は特別に、オーストラリアで見つかった「自然金」を持って、重さを感じていただきました。
大切な標本を落としては大変です。落とさないように慎重に手渡しで回しています。
最後に、学芸員からのメッセージです。
収蔵庫では、標本を守るために温度・湿度を管理して、虫がついたり、カビが生えたりすることを防いでいます。そのため、展示室のように、いつでも入っていただくことはできません。
けれども、ただ収蔵庫にしまっておくだけでは、意味がありません。
将来、研究などで必要になったときは、遠慮なく博物館に相談してください。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
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ただいま、展示中
・テーマ展「栃木の畑作~麻・麦・かんぴょう~」(11/10まで)
・テーマ展「植物画の楽しみ~絵で感じるボタニカル今昔~」(11/24まで)
・テーマ展「ヘビなんて、キライ!」(3/2まで)
12/14(土)から企画展が始まります。
「死者と正者の古墳時代~下野における6・7世紀の葬送儀礼~」
ご来館をお待ちしております。
(自然課 猪狩)
11月3日は文化の日。栃木県立博物館には無料で入館できます。
第139回企画展「とちぎのキノコ」も11月4日までの開催ですので、まだ御覧になっていない方も1度ご覧になった方も、ぜひご来館ください。
大勢の方が来ることが予想されます。駐車場には限りがございますので、中央公園入り口側駐車場もご利用ください。
来年2月23日(日)に、栃木県立博物館で、活動・研究発表会「あつまれ!自然好き」を開催します。
"栃木県内で、動植物や化石・地質など自然に関する観察や調査を行っている団体や自然環境の保全活動を行っている団体に、その活動内容や成果を発表してもらおう。そして、自然に関心を持つたくさんの方にその発表を聞いていただこう"、という企画です。
活動・研究発表会「あつまれ!自然好き」
日時 令和7年2月23日(日)10:00~16:30
現在、発表団体募集中です。
募集締切は12月6日(金)。
詳しくはこちらをご覧ください。
あつまれ!自然好き 募集要項 R06.pdf
申込書R05.xls
前回令和6年2月の活動・研究発表会「あつまれ!自然好き」に参加したのは6団体。小学生から大人まで、さまざまな年代の人たちが、動物や植物に関する幅広いテーマで発表しました。
(自然課)
もっとみなさんに博物館を楽しんでいただくため、毎月第3日曜日の家庭の日に合わせて「県立博物館の日イベント 県博(けんぱく)デー」を開催しています。
ご家族と、ご友人と...博物館でいろいろ学びながら楽しく過ごしてみませんか。
【開催イベント等】※みーたん"おさんぽ"10:30~12:00館内各所
○スペシャルイベント
「キラキラまが玉ブレスレットづくり」
10:30~11:00
11:00~11:30
11:30~12:00
場所:みーたん広場
○キッズツアー
「解説員とはくぶつかんをみてみよう!」
14:00~14:30 展示室2(予約不要)
○学芸員とっておき講座(定員150名 予約不要)
「やっぱりヘビなんてきらい!」
13:30~14:30 講堂
○クイズにチャレンジ
参加者に博物館限定缶バッジをプレゼント!子ども向けですが、親子でどうぞ♪
10:00~12:00(受付は11:30まで) 受付はスロープ入口
○百人一首読み札ぬり絵
9:30~なくなり次第終了 みーたん広場
2024年10月20日(日)13時半から講堂にて、学芸員によるとっておき講座「とちぎのキノコ図鑑」を開催しました。担当は、現在開催中の企画展「とちぎのキノコ」を手がけました山本学芸員です。
今回は県外からの参加者も含め、延べ66名の方々にお集まりいただきました。ありがとうございました。
はじめに、栃木県産キノコの調査の歴史から。調査は古くは明治時代から行われ、白井光太郎博士とヘニングス博士によって新種記載されたマンネンハリタケを紹介しました。
また、1993年~1999年に行われた栃木県自然環境基礎調査では、840種のキノコ類が確認され、標本として残されています。ちなみに県立博物館では、2024年現在で約1100種の栃木県産キノコの標本が収蔵されています。
次に、これまでに出版された栃木県産キノコ図鑑について紹介。
そして、上記の図鑑の足りない部分を補いつつ、ごく最近記載されたものや地下生菌、冬虫夏草を含む780種が掲載された「栃木のきのこ新図鑑」が紹介されました。この図鑑はこの夏出版されたものです。
そして、この図鑑に掲載されているキノコを紹介しました。
そして最後に、「信頼できる図鑑の基になるのは、データを伴った標本です。今後も地域の皆さんや栃木県きのこ同好会会員と協力して、標本の蓄積していきたい。」との山本学芸員の言葉で締めくくりました。
その後の質問タイムでは、「毒キノコの胞子には、胞子自体にも毒はあるのか」「マツタケの栽培ができない理由は?」などの質問があり、それぞれについて山本学芸員が丁寧に答えてました。
栃木県立博物館では、現在企画展「とちぎのキノコ」(~11/4)を開催中です。またテーマ展「栃木の畑作~麻・麦・かんぴょう〜」(~11/10)、「ヘビなんて、キライ!」(~3/2)、「植物画の楽しみ~絵で感じるボタニカル今昔~」(~11/24)も同時開催で見ごたえ満載ですので、ぜひご来館ください。
(自然課 三宅)
みなさんこんにちは!
秋らしい気温になってきましたね。中央公園の紅葉が楽しみですね。
さて、10月20日の県博デーにキッズツアー「わくわく!昆虫クイズ」を行いました。
その様子を紹介します。
今回のキッズツアーは「昆虫」クイズ。まずは皆さんと昆虫について学びました。
この四種類の昆虫を見て、あしがちゃんと6本なことを確認しました。
一本一本あしの数を数えてくれた子もいました。
クイズが始まると、皆さん一生懸命に考えてくれていました。
AかBか、どちらが答えか当てるクイズでプラチナコガネの問題などを出しました。
この問題は、AかBかどちらかわかりますか?
正解はBの見つかりにくいです。
他にも色々なクイズを出しました。
ヒントを出すと、皆さんよく耳を傾けていました。
それ以外に、昆虫に関する知識を学んだり、写真のどこに昆虫が隠れているかを探してもらいました。
最後に参加賞として、箱の中のお土産を一人一個ずつ引いてもらいました。
中身は昆虫のストラップでした。気に入ってくれたかな?
キッズツアーに参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
次回のキッズツアーは11月17日「身近な鳥のゆかいな日常」です。
ぜひご参加ください。
教育広報課 解説員
こんにちは。
気温が下がり、秋らしくなったかと思えば、日の光がサンサンと照らして、また暑くなったり、寒暖差が激しい日々
が続いています。
皆さま、体調を崩されませぬように、お気をつけください。
さて、去る10月13日(日曜日)に、当館では博物館でやってみようの企画で、昔の道具に触れていただくイベントを
催しました。
石臼と薬研(やげん)・火おこし器を体験していただきました。
石臼では大豆をすりつぶし、きな粉に変えるプロセスを体験していただきました。昔の人はこうして硬い材料を粉砕(ふんさい)して、
食べられるようにしていたのですね。
同じくすりつぶす道具として、薬研も体験していただきました。薬をつくるのに使われた道具で、有名なアニメやドラマにも
登場しました。
最後は火おこし器です。実際に使われる機会は少なく、多くの人は火打石を使って着火していました。
たくさんのお客様に参加していただき、「楽しかった」「勉強になった」などの、うれしいお言葉をいただきました。
今後も博物館は楽しく学べるイベントを、開催してまいります。ぜひお越しください。
次回の博物館でやってみようは、11月10日(日)開催の「触れる展示のお話」です。
資料に触れる貴重な機会です。こちらは予約不要です。
ご期待ください。
解説員 北村 相子
企画展「とちぎのキノコ」入館者が、10月11日(金)に3万人に達成しました。
3万人目のお客様は、芳賀町からお越しくださった、宮本さんご家族です。
お子さんの「恐竜を見にいきたい」をきっかけに、博物館に足を運んでくださいました。
ご家族で山登りに行くときには、キノコ探しも楽しまれているそうで、企画展にも興味をもっていただきました。
当館の琴寄館長と、とちぎテレビの須藤社長から記念品が贈呈されました。
みーたんと記念撮影
宮本さんご家族には、突然のイベントにご参加いただき、ありがとうございました。
企画展「とちぎのキノコ」は、11月4日(月)までとなっております。
*関連行事
・学芸員とっておき講座 「とちぎのキノコ図鑑」
講師:当館学芸員 山本航平
10月20日(日) 13:30~15:00
テーマ展「ヘビなんて、キライ!」、「栃木の畑作~麻・麦・かんぴょう~」、「植物画の楽しみ~絵で感じるボタニカル今昔~」も開催中です。
(自然課 猪狩)
2024年10月6日(日)14時~企画展展示室にて、企画展担当の山本学芸員による展示解説を行いました。延べ46名の方々にご参加いただきました。
まずは菌類の話から。菌類の仲間にはキノコになるものやカビのようなものがあること、それらの増え方や栄養の取り方について山本学芸員が例を挙げながらわかりやすく説明しました。
次にとちぎで見られるキノコについて。毒キノコや食べられるキノコについて、展示されている標本や写真パネルを用いて解説しました。これは参加者の方々は特に興味があったようで、皆さん標本や写真パネルに近づいて見たり、写真を撮ったりしていました。
さらに季節や場所によって生えるきのこを紹介。「シャカシメジは今年たくさん出ています」とか「カンゾウタケはスダジイの林に出るキノコで、マリネなどにして食べるところもあります」などの話を交えながら解説しました。
そしてとちぎで発見されたキノコやご当地キノコを紹介。学名にnikkoensisとつく日光で見つかったキノコや昭和天皇が発見されたアカヒトデタケを紹介しました。またアスパラガスの畑に生えるマッティロロミケス・テルフェチオイデスについて「これは甘いキノコです」と山本学芸員が説明すると、「食べたことありますか?」と参加者から質問がありました。(山本学芸員は食べたことがあるそうです。)
最後に「博物館にある標本は、キノコに興味のある県民の皆さんの協力によって集められています。もし面白いキノコが見つかったら、ぜひ博物館にお知らせください。」との山本学芸員の言葉で締めくくりました。
栃木県立博物館では、現在企画展「とちぎのキノコ」(~11/4)を開催中です。
またテーマ展「栃木の畑作~麻・麦・かんぴょう~」(~11/10)、10/5から始まりましたテーマ展「ヘビなんて、キライ!」(~3/2)、「植物画の楽しみ~絵で感じるボタニカル今昔~」(~11/24)も同時開催で見ごたえ満載ですので、ぜひご来館ください。
(自然課 三宅)
みなさんこんにちは。最近は朝晩と冷え込むようになりました。お体に気を付けてお過ごしください。
9月21日(土)に博物館でやってみよう「キノコペーパースタンドをつくろう」を行いました。
その様子を紹介します。
まずキノコを選びます。今回はチチタケ、ドクツルタケ、アカヒトデタケ、ベニテングタケの4種類があります。
どのキノコがいいかな?
次にキノコに色を塗ります。本物そっくり塗ることも好きな色に塗ることもできます。
見本はこちら。左からチチタケ、ドクツルタケ、ベニテングタケ、アカヒトデタケがモデルです。
どんなキノコになるかな?
最後に黒線に沿って切り、キノコを折り曲げたら完成。
アカヒトデタケは細かいため、少し切るのがむずかしいかもしれません。
オリジナルのキノコはできたかな?
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
次回の博物館でやってみようは10月13日(日)「昔のくらし①~道具編~」です。
こちらは予約不要です。ご参加お待ちしております。
教育広報課 解説員