5月4日と5日、「130年前のカワウソの標本」を特別公開!

現在開催中の「収蔵庫は宝の山!」展の関連行事として、5月4日と5日、当館収蔵のニホンカワウソの標本を公開します。午後1時~4時の時間限定公開です。

ニホンカワウソは今では絶滅してしまった動物ですが、公開するのは明治17年(1884年)に捕獲されたメスから取り出された2頭の胎児の標本です。

出産直前で、体長約20㎝にまで成長し、毛は生えそろっています。

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この標本は、エタノールを満たしたガラスビンに納められ、さらに桐箱の中に保存されてきました。

桐箱には、捕獲された日付や場所、標本となった経緯について詳しく記述されており、明治17年3月15日に、現在の群馬県前橋市の群馬県庁近くで捕獲されたことがわかります。

この標本は光が当たると色が落ちてしまうため、長期間展示することはできません。

一方、博物館に資料を保存することの意義を多くの方に理解していただくためにはとても役立ち、「収蔵庫は宝の山!」展で公開したい資料です。

そこで、大型連休中で来館者が多い日を選び、時間を限った特別公開という形でお目にかけることにしました。

・行事名 「130年前のカワウソの標本」特別公開

・日時 平成29年5月4日(木)・5日(金) 午後1時~4時

・場所 栃木県立博物館 展示室2階 展示室2入口

 とても貴重な標本です。この機会に、ぜひご覧ください。(自然課)

キッズツアー「生き物ふしぎ発見!」を行いました!

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みなさんこんにちは。お花見シーズンも終わり、朝夕も過ごしやすい陽気になってきましたね♪

 

さて、416日の日曜日に、キッズツアーを行いました。キッズツアーは、通常のミュージアムツアー(定時解説)とは一味違う、お子様向けの解説です。


今回のテーマは、「生き物ふしぎ発見!」

体のつくりや暮らし方など、様々な生き物についてクイズを交えながらお話しました。

 

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「生きた化石ってなんだろう?」「ムササビとモモンガの違いは何だろう?」「ザリガニの色って変わるのかな?」など、普段目にすることが難しい生物から身近な動物まで、様々なテーマで解説を行いました。 

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また、哺乳類の歩き方も実際に試してみました。哺乳類の歩き方は、全部で3種類あるんですよ!それぞれ、蹠行性・蹄行性・指行性といいます。

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参加してくれた子どもたちは、それぞれ熱心に考え積極的に発言をしてくれました。とても楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました♪

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"キッズ・ツアー"は、毎月第3日曜日の午後1時半から実施しています。

次回は、5月21日「収蔵庫のお話」を行います。博物館のたくさんの資料はどんなふうに保管されているかな?ぜひ聞きに来て下さいね(^o^)

また、第3日曜日は県博デー(博物館の日)として、キッズ・ツアーの他にもたくさんのイベントを開催しています。みなさまのご来館をお待ちしております。

教育広報課 長島

いつも栃木県立博物館をご利用くださいまして誠にありがとうございます。

当館では、学校の先生方向けの授業に役立つ研修会県内小学6年生向け学習プログラムを企画しております。

研修会のご案内

博物館の資料も教材・教具の一つです。デジタル教材でも授業は可能ですが,博物館資料には,五感を使って『直接体験』できるという『実物』のよさがあります。

今回ご案内します研修会は、具体的な博物館資料の使い方やそれらを活用した実践例を紹介する先生方向けの講座となっております。(要予約)

(写真は昨年度の「体験しまSHOW博物館~昔の道具編~」の様子)

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詳しくはチラシをご覧ください。

『体験しまSHOW博物館』チラシ(PDF形式)

小学6年生向け学習プログラム

諸事情から来館できない県内の小規模校を対象に,児童の教科の学習活動の充実を図るために県バスを利用して博物館を活用してもらい、理科の学習に役立ててもらおうという学習プログラムです。(要予約・受入れには条件がございます)

詳しくは、実施要項をご覧ください。

来て!見て!学ぼう博物館!実施要項(PDF形式)

実施プラン(指導案)(PDF形式)

ご予約、お問い合わせは教育広報課までお願いいたします。(電話:028-634-1312)

ナスヒオウギアヤメ鑑賞会開催のお知らせ

毎年行われている、"ナスヒオウギアヤメ"の鑑賞会が中央公園で今年も行われます!

 この"ナスヒオウギアヤメ"は昭和天皇より栃木県に下賜されたものの一部です。また野生では、絶滅が心配される植物のひとつに選定されています。

ところで、みなさんは下の6つの写真のうち、どれが"ナスヒオウギアヤメ"かわかりますか?

(答えはページの一番最後。鑑賞会では一部の植物のみご覧いただけます。)

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 鑑賞会では、"ナスヒオウギアヤメ"の特徴について、県立博物館の学芸員が解説をいたします。みなさんもこの機会に解説を聞きながら、しみじみ観察してみませんか?

  • 日時  平成29年5月20日(土曜日)
  • 1回目:11時から
  • 2回目:14時から
  • 場所  栃木県中央公園 日本庭園 むつび池東側デッキ
  • 参加料 無料。事前予約も不要です。どなた様もお気軽にご参加ください。

<クイズの答えはこの下>↓↓↓

写真の植物 ①カキツバタ ②ノハナショウブ ③ショウブ ④アヤメ ⑤ヒオウギアヤメ ⑥ナスヒオウギアヤメ

4月15日(土)宇都宮市多気山にて、植物の観察会を行いました。

天気は晴れ。少し風が強い中、スタートしました。どんな植物に会えるかな~?

と、いきなり、駐車場のこんなところに・・

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ワカシュウスミレが咲いていました。

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こちらは、ヤマザクラ。ソメイヨシノとのちがいを解説しているところです。

みなさん熱心に聞いてくださっています。

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こちらは、ニオイタチツボスミレ。

このスミレ、花に顔を近づけて匂いをかぐと、甘い果実のようないい香り(筆者の個人的感想)がします。

匂いがすることから名前に「ニオイ」とつくようです。

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参加者のみなさんも匂いをかいだり、ルーペを使って花の形を観察したりしていました。

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このほかにも、現在、多気山には、いろいろな花が咲いています。

春を満喫できた観察会でした。

(自然課・薄井)

「収蔵庫は宝の山!」展、もうご覧になりましたか?

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今回は、大地の中からみつかった「宝」、化石・鉱物にスポットをあててご紹介いたします。

まずは、初公開のこの化石。これは、海に生息するある動物の仲間の化石です。

何の化石だと思いますか?ヒントは、水族館にもいて、ショーで活躍する動物の仲間です。

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答えは、鰭脚類(ききゃくるい)。いわゆるアシカの仲間です。

ちなみに、この化石は、なんと栃木県でみつかったものです。

今では海なし県の栃木県ですが、この化石の動物が生きていた頃は、海だったという動かぬ証拠ですね。

今のアシカと同じような姿だったのか?生きた姿を見たかったな~とちょっと思います。

つづいては、鉱物。

この写真では、色があまりわからないのですが・・実際はもっとギラギラしております。

これはもしや、金!?・・・と一瞬思ってしまいそうですが・・・

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黄鉄鉱(おうてっこう)という金とは別の鉱物です。でも、本物の金にも負けないぐらいのギラギラ感!

自然にできたものとは、信じられないくらいの美しさと不思議さ。

ぜひ、本物を見にお越しください。

他にも初公開の鉱物をたくさん展示しております。

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私たち人間が誕生するはるか昔に、地球の活動によって生み出された大地の中の「宝」たち。

これらの標本を通して、壮大な地球の歴史や自然が生み出した美しさ・不思議さ感じることができると思います。

会期は、6月18日(日)までとなっております。

次に、収蔵庫から出て、みなさまのお目にふれるのはいつになるでしょうか・・

ぜひこの機会にご来館くださいね!

(自然課 薄井)

 本日4月16日は、今年度最初の県博デーでした。今日のとっておき講座は、現在開催中の「収蔵庫は宝の山!」展の関連行事として企画されました。

 前半は、博物館に収蔵される植物の標本ができるまでのお話。後半は、その標本がどのように活用されているのかのお話でした。

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↑県内で現在絶滅してしまった植物たちの標本を紹介

 後半では、図鑑にも載っていない「カサモチ」という植物を標本を使って調べたこと、別名で「ヒメコウホネ」などの仮の名前で収蔵されていた標本が、後の専門家の研究で「シモツケコウホネ」という新しい種になったこと、・・・などなど。標本の重要性や標本をたどって研究する面白さとともに、学芸員のこれまでの苦労も垣間見えるようなエピソードが盛りだくさんでした。

 お話の中には、もちろん、現在開催中の「収蔵庫は宝の山!」展で展示中の標本のエピソードも紹介されました。

 生物が新種として、新しく名前を付けられて世間に発表されるときには、その生物の"見本"として標本が1点だけ"タイプ標本"として、論文で指定されます。このタイプ標本は、分類学者にとって特に重要な標本です。

 「オオミネザクラ」には、そのタイプ標本が2点指定されているとして、研究者が論文に記載された標本を探しに栃木県博へ来ました。県博へ寄贈された、栃木県ゆかりの研究者の大量の標本の中から、その標本は見つけ出され、正式な"タイプ標本"として新たに指定されることになりました。学芸員いわく、この時ほど標本を保存しておく重要性を強く感じたことはないとのことでした。

 下の写真は、左が記載当時1965年の論文の一部、右が当館の収蔵標本です。少し傷んでいますが、同じ標本だということが分かりますね!

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 この標本が展示されるのは、5月上旬までとなります。代わりに別のサクラのタイプ標本を展示する予定です。タイプ標本は本来、保存が優先されるため、展示されることはめったにありません。

 なお、「収蔵庫は宝の山!」展は6月18日まで開催しています。「オオミネザクラ」の他にも様々なエピソードを隠しもった貴重な標本が展示されています。

この機会にぜひ、見に来てくださいね!

(自然課:三瓶)

新年度が始まり、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

現在、「収蔵庫は宝の山!」展(2017318日(土)~618日(日))を開催しています。

今回の展示では、収蔵庫に保管されていたために、大きな発見に繋がった!という標本たちも展示されています。

まずはこの昆虫たちです。

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これらの標本は、全て栃木県内で採集されたデオキノコムシという昆虫です。標本にはすべて、採集された場所と年月日のデータが記録されています。そのため、どの種のデオキノコムシがいつ、どこにいたのかを示す証拠になります。

さらに、収蔵庫に保管されていたデオキノコムシの500個体を超える標本が、2015年に研究された結果、12種も栃木県で新たに分布していることがわかりました。

次は、この植物をどうぞ。

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このマルバオモダカという植物、壬生町から採集された標本で、未整理の標本を整理している時に発見されたものです。この発見がされる前までは、壬生町にこの植物があるということは本による記録があるだけでした。現在、県内にマルバオモダカが生育している場所はないため、本の記録を信じていいかどうか判断する手掛かりがなかったのですが、この標本の発見によってその記録が裏付けられました。

今回ご紹介した標本たち。研究に利用されることで、後世になって新発見の手掛かりとなる標本。収蔵されていることがわかって過去の記録を裏付ける証拠となる標本。このような、まさに「お宝」がたくさん保管されているのが収蔵庫。

この展示では、その他にも多くの資料を展示しておりますので、ぜひお越しください。

(自然課:鈴木)

桜の蕾がほころぶ季節になり、生き物の気配が感じられるようになってきましたね。

ただいま当館では、自然系テーマ展「収蔵庫は宝の山!」(2017318日(土)~618日(日))を開催しています

(詳細:http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/thema/shizen20170317/takaranoyama.html)。

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常設展示で公開している資料は、当館で保存している資料のごく一部で、収蔵庫内には非公開の資料がたくさん収蔵されています。今回の企画展では収蔵資料活用促進展示として、普段は目にできない収蔵庫内の貴重な資料を紹介するとともに、その大切さや魅力を伝えています。動物・植物・鉱物・化石などの、見てびっくり、そしていろいろ学べる資料が満載なのでこの機会にぜひ見に来てください!

今回から3回にわたり、本テーマ展の目玉を紹介していきたいと思います。

こちらの謎の塊、何の標本だと思いますか?

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正解は、高級食材として知られるトリュフの一種(ホンセイヨウショウロ)です!

トリュフとは菌類の仲間で、地中に球状または塊状のきのこを形成します。フランス料理のイメージが強いですが、実は栃木県をはじめ日本各地でおよそ20種が見つかっています。日本のトリュフはまだまだ生態などに未解明の部分が多く、今後の学術研究のためにこの標本も有効利用されていくことでしょう。

この他にも、県内ではすでに絶滅してしまった植物や、県外から侵入してきた植物の分布変遷など、収蔵庫に蓄積され続けてきた資料から見えてくることがたくさん学べます。この機会にぜひ訪れてみてください。

                           (自然課:山本)

4月の解説員定時解説のご案内

4月の定時解説についてお知らせいたします。

当館ではただいま、

  ・テーマ展「アニマル☆パラダイス―美術のなかの動物たち―」  2月25日(土曜日)~4月2日(日曜日)

  ・テーマ展「古墳時代の始まるころ-3・4世紀の人々の移動と交流-」 1月7日(土曜日)~4月2日(日曜日)

  ・テーマ展「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」    12月6日(火曜日)~4月2日(日曜日)

  ・収蔵資料活用促進展示「収蔵庫は宝の山!~初公開の化石・鉱物・動植物~」

                                           3月18日(土曜日)~6月18日(日曜日) 

以上の展示を開催しております。

また、4月29日(土曜日)から

   企画展「とちぎの山・鉾・屋台」を開催致します。 こちらは6月15日(木曜日)までとなります。

   

◆4月の解説員による定時解説のスケジュールについては以下のとおりです。

 ※定時解説は13時30分から開催しております。

 ※今年度より土曜日、日曜日、祝日(第3日曜日を除く)のみの開催です。

 (水曜日の定時解説は行いませんのでご了承ください。)

 1日(土曜日)          テーマ展「古墳時代の始まるころ-3・4世紀の人々の移動と交流-」

 2日(日曜日)          テーマ展「アニマル☆パラダイス―美術のなかの動物たち―」

(※2日は14時から担当学芸員による収蔵資料活用促進展示「収蔵庫は宝の山!~初公開の化石・鉱物・動植物~」の展示解説があります。)

 8日(土曜日)          常設展「展示室Ⅰ」

 9日(日曜日)          常設展「スロープ展示」

 15日(土曜日)       収蔵資料活用促進展示「収蔵庫は宝の山!~初公開の化石・鉱物・動植物~」

 16日(日曜日)県博デー   キッズ・ツアー「生き物ふしぎ発見!」

 22日(土曜日)         常設展「スロープ展示」      

 23日(日曜日)         常設展「スロープ展示」

 29日(土曜日・祝日)     企画展「とちぎの山・鉾・屋台」

 30日(日曜日)         企画展「とちぎの山・鉾・屋台」

 

 テーマ展は約20分、企画展は約40分、キッズ・ツアーは約30分程度を予定しております。

 ※キッズ・ツアーとは...?
 通常の定時解説とは異なり、お子様向けに毎回内容をかえて解説を行います。
 お子様メインの解説ですが、大人の方もご参加いただけます。
 なお、解説場所については、当日の館内の掲示板にてお知らせいたします。

また、4月の休館日は、

3日(月曜日)、10日(月曜日)、17日(金曜日)、24日(月曜日)です。

 
皆様のお越しをお待ちしております。