2007年05月03日

円仁和太鼓 かわいく、そして力強く!

5月3日に円仁展関連行事の一つ「円仁和太鼓演奏」を、博物館玄関前広場で開催しました。演奏してくださったのは壬生寺保育園児のみんなと円仁和太鼓保存会の皆様です。
壬生は円仁さんがお生まれになったという伝承がある土地で、栃木における円仁信仰の一大拠点です。その信仰の中心にあるのが壬生寺さんで、これまでにも円仁さんをもっと多くの人に知ってもらおうと様々に活動されてきました。円仁和太鼓もその一つで、壬生円仁大師まつりなどで奉納演奏を行われています。
今回は他でもない円仁さんの展覧会ということでご協力いただきまして、会期中の演奏が実現しました。当日はとても天気がよく、青空に元気な太鼓の音が響いて、1200年のときを越えてふるさとへお帰りになった円仁さんに届くようでした。(学芸部 入江)

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*「ヤアッ!」とふりかざした手がキマッています。午前の部は、ついこの間まで壬生寺保育園に通っていたみんなが演奏してくれました。今はぴかぴかの1年生です。総勢40名の子どもたちです。

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*むっちゃ真剣な顔です。それがまたかわいくてかなり癒されました。円仁太鼓第4章「布教の旅」を演奏しています。

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*午後の部のトップバッターは壬生寺保育園の卒園生のみなさんです。円仁太鼓第1章「円仁誕生」を演奏しています。

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*力強く打ち鳴らしたドラが揺れています。

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*太鼓演奏の次は「円仁さまのうた」を合唱してくれました。思わず口ずさむやさしいメロディーでした。

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*最後は円仁太鼓保存会の大人のみなさんによる力強い演奏で円仁太鼓第2章「比叡への道」・第3章「入唐求法」です。迫力ありました~。私の隣にはこの演奏を聴きにきてくれていた知り合いのカメラマンさんがいたのですが、「いや~よく円仁さんの道のりを太鼓で表していましたよね~」と感想を言っていました。演奏者のみなさんの円仁さんに対するお気持ちが伝わったんですね~。

投稿者 : 人文課 | カテゴリー : 特別企画展「慈覚大師 円仁とその名宝」