2007年05月03日
円仁展 前期のみどころ(前期は今月13日まで。お急ぎください!)
円仁展も開幕2週間が過ぎようとしています。国宝・重要文化財など、大変貴重な品々を展示させていただいていますので、展示期間の制限などの都合上、会期途中で展示替えを1度行います。前期は5月13日(日)までですので、まだご覧になっていない方はお早めにどうぞ!!
前期展示で「これは!」という注目のお品を、円仁展担当者の千田・本田コンビにインタビューします(ちなみに円仁展担当は私を入れてコンビ+αです)。
「何といっても、山形立石寺(山寺)から今回特別にはじめて寺外に移していただいた慈覚大師の頭部像です。立石寺でも普段は一切公開しない御像ですので、今回がはじめで最後の展示となります。円仁さんの容貌を伝えた迫真の肖像を是非ともご覧になっていただきたいと思います。」(千田)
「絵画作品では、一乗寺さんの慈覚大師画像ももちろん素晴らしいのですが、松尾寺さんの普賢延命菩薩像も凄い作品です。豊かな彩色や截金、光背の銀切箔などは華麗の一言です。まさに院政期仏画の最高傑作の一つといえると思います。」(本田)
今ご紹介したのは、栃木ではおそらく二度とお目にかかることのできないお品たちです。ぜひお見逃しなく!(学芸部 入江)
投稿者 : 人文課 | カテゴリー : 特別企画展「慈覚大師 円仁とその名宝」