「池のプランクトンを見てみよう」を開催しました

2025年11月16日(日曜日)、講座「池のプランクトンを見てみよう」を開催しました。
中央公園で池の水を取って、顕微鏡を使って水の中の生きものを観察します。
(中央公園での採集は、許可を得て行っています)

講師は、埼玉県立川の博物館学芸員、珪藻(けいそう)が大好きな三瓶ゆりかさんです。
珪藻は、水の中にいる小さな生きものです。体の一部がガラスでできているので、顕微鏡で観察するととてもきれいな模様が見えます。

講座では、はじめに池の水を取りに中央公園へ。
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1か所目は、おもかげ橋の近く。数週間前に掃除が行われて、水がきれい。
水の上の方ではなく、下の方をジャバジャバとかき混ぜて、少しにごったところでスポイトを使って水を集めます。表面がぬるぬるした石や落ち葉もねらい目です。

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2か所目は、日本庭園の池。こちらは水が緑色をしています。
この緑色のもとは、今日観察する生きものたち。何が見えるか楽しみです。
集めた水を持って、おもかげテラスへ戻ります。

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さてさて、顕微鏡を使って観察です。顕微鏡をのぞき始めてしばらくすると
「なにかいる!」「大きいのがいた!」「すごいスピードで動いてる!」

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こんなものが見つかるかな?三瓶さんが、写真でヒントをくれました。

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ユスリカの幼虫、せん毛虫の仲間、ケンミジンコ、ツヅミモ、藍藻(らんそう)の仲間を見ることができました。「仲間」と一言で言っていますが、数千種いるそうです。
水の中には、今日観察したような小さな生きものがたくさんいます。それらを魚などが食べ、いずれ人間の口に入るというように、目には見えないけれど、わたしたちにつながっていますよ、とお話がありました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
三瓶さん、楽しい講座をありがとうございました。

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講座の途中には、みーたん登場。

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12月13日(土)から始まります。
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みなさまのご来館をお待ちしております。
(自然課 猪狩)