栃木県小山市の思川に架かる県道藤岡乙女線の乙女大橋は、老朽化や道路幅員の狭小といった問題があることから、栃木県県土整備部によって架け替え工事が行われています。現在、新しい橋を架けるために橋脚工事が行われていますが、この工事に伴い、深度15m前後の層準からたくさんの貝化石が発見されました。化石の産出層は約12.5万年前の下末吉海進の際に堆積したものと考えられます。この講演会では、架け替え工事の概要、付近の地盤の特徴、新しい橋の特徴、発見された化石とその意義、古環境、古東京湾との関係などについて学びます。
講演会「県道藤岡乙女線の乙女大橋架け替え工事と地下の地質、発見された化石」
日 時:令和7(2025)年11月26日(水) 14:00~16:00
場 所:栃木県立博物館 講堂(栃木県宇都宮市睦町2-2)
プログラム:
14:00~14:05 挨拶と趣旨説明
14:05~14:15 講演①:「乙女大橋架け替え工事の概要について」 丑越 勝也 氏(栃木県栃木土木事務所)
内容:工期や進捗状況、今年度の予定などの工事概要、使われる建設機械などについて解説します。
14:15~14:30 講演②:「地質調査からみえた地盤について」 福田 二三也 氏(第一測工(株))、原澤 剛史 氏(芙蓉地質(株))
内容:調査ボーリングからみた地下の地質について解説します。
14:30~14:45 講演③:「架け替えられる乙女大橋について(仮)」 小川 吉啓 氏((株)富貴沢建設コンサルタンツ)
内容:橋梁の種類、工法の選定、橋梁の設計、基礎工事などについて解説します。
14:45~15:45 講演④:「地下から化石がざくざく、乙女大橋の架け替え工事で発見された古東京湾の化石」 河野 重範 氏(栃木県立博物館)
内容:発見された化石とその意義、推定される古環境、関東平野の形成史との関係などを解説します。
15:45~16:00 質疑および化石の観察
参加費:無料
定 員:150名(対面参加のみ)
申込み:2025年11月23日(月)までに下のチラシ内のQRコード(地盤工学会関東支部ホームページ内)からお申込みをお願いします。(当日参加可)
詳しくは下のチラシをご覧ください。
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