みなさんこんにちは!

4月29日の木曜日に、博物館でやってみよう!「扇ぬりえ体験」を行いました。前回に引き続き、たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました♪

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次回の博物館でやってみよう!は、5月30日日曜日「昔の暮らし体験①石臼・薬研」です。小学生対象のイベントで、14時から15時半までの開催です。ご予約は不要ですので、ぜひお気軽にご参加ください。皆様のお越しをお待ちしております。

教育広報課 解説員

5月2日(日)に、リレー講座「収蔵資料じまん話2~動物編①~」を開催いたしました。
第129回企画展「収蔵庫は宝の山!~博物館の資料収集活動~」の関連行事の一環で、リレー講座の第2回目になります。
今回の講師は、昆虫を除く無脊椎動物担当の南谷学芸員です。
参加者には、手指のアルコール消毒や間隔を空けた着席をお願いしました。
また、室内の換気をよくするためにドアは開けたままで行われました。

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はじめに、①標本を集め、②標本を使って調査し、③企画展などで標本を展示し、④観察会などで県民の皆様に還元する、という当館の4つの基本方針について、お話がありました。

つぎに、魅力的な「お宝」の紹介です。
じまんの収蔵資料は、、、
・世界で唯一、栃木県立博物館が収蔵するヤミゾヤマミミズ
・世界三名宝のオオサマダカラ、シンセイダカラ、サラサダカラ
・かつて360万円の価格がついたこともあるリュウグウオキナエビス
・世界最大のエビ、アメリカンロブスター
・学術的に大切な役割を持つミヤマツチカニムシのタイプ標本
などなど、たくさんの「お宝」の紹介がありました。

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これらの収蔵資料は、なぜ、じまんの「お宝」なのでしょうか?
学術的に大切な役割を持つものや、過去の分布情報を物語るために大切なものなど、収蔵資料は、それぞれ役割があるそうです。

収蔵資料は、生物がそこに存在した確実な証拠です。
例えば、将来、気候変動などの影響を受けて、ごく当たり前の種もいつか絶滅してしまうかもしれません。
また、国内外の外来種がいつ侵入してきたのか、という証拠になることもあります。
だからこそ、たくさんの種類と数を集め、標本として残しておくことが大切です、というお話がありました。

今回は、数点しか紹介されませんでしたが、一点一点に物語があるそうです。
収蔵資料は、すべて大切な「お宝」、という素晴らしいまとめの言葉で、講座は終了しました。

講演後は、担当者いちおしの「お宝」である貝、ミミズ、エビなどの標本をご覧いただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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今回のリレー講座のような、第129回企画展「収蔵庫は宝の山!~博物館の資料収集活動~」の関連行事は下記の日程で開催される予定です。皆様のご参加をお待ちしております。

●企画展記念特別対談 ※聴講には予約と当日の観覧券が必要です。現在、満席です。
5月 8日(土)13:30~15:00 「ゾウムシから見た自然・標本・博物館」
              対談者:養老孟司氏と当館学芸員

●リレー講座「収蔵資料じまん話」 ※すべて13:30~15:00で予約が必要です。
5月 9日(日) 「収蔵資料じまん話3~動物編②~」ニホンカワウソ、ニホンジカなど
5月23日(日) 「収蔵資料じまん話4~民俗編~」

●展示解説 ※両日とも14:00~15:00。
5月15日(土)、6月6日(日)

●学芸員とっておき講座 ※すべて13:30~15:00で予約が必要です。
5月16日(日) 「しゃべる押し葉標本」
6月20日(日) 「美術工芸収蔵資料じまん話」

●新収蔵庫ガイド ※予約が必要です。
6月12日(土)①11:00~12:00 ②13:30~14:30
6月13日(日)①11:00~12:00 ②13:30~14:30

(自然課 森嶋)

 開催中のテーマ展「長沼氏から皆川氏へ~皆川文書でたどるその足跡~」と「新収蔵庫ができました!」の入館者数が、本日1万人を超えました!

 

 記念すべき1万人目は、宇都宮市在住の三森旬さんです。

 企画展「収蔵庫は宝の山!」を見るためにご来館されたとのこと。「自分が1万人目になるとは思わなかった」と驚いていました(*^^*)

 テーマ展「長沼氏から皆川氏へ」の担当者、山本享史学芸員から記念品として調査研究報告書「「皆川文書」長沼氏から皆川氏へ~皆川文書でたどるその足跡~」や藤原秀郷缶バッジ3個セット、みーたんストラップ(いずれもミュージアムショップで販売中!)などが贈られました。

 おめでとうございます!

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 そして今回のセレモニーはなんと2本立て!

 テーマ展が2本開催中だから、お祝いも2倍になりました。

 

 記念すべき11人目は、宇都宮市在住の山本絵里さんと恵吾くん親子です。恵吾くんが動物や恐竜が好きで、毎週のように博物館に来てくれているそうです。恵吾くんからは「嬉しい!最高!」と、満面の笑みでコメントをいただきました(∩´∀`)

 テーマ展「新収蔵庫ができました!」の担当者、林光武学芸部長から同じく記念品が贈られました。

 おめでとうございます!

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 テーマ展「長沼氏から皆川氏へ」の会期は59日(日曜日)までと残りわずかとなりました。担当者の研究の成果が凝縮された濃い~展覧会となっておりますので、お見逃しなく!

 テーマ展「新収蔵庫ができました!」は627日(日曜日)まで開催中です。同時開催中の企画展「収蔵庫は宝の山!~博物館の資料収集活動~」(~627日)も一緒にご覧になることで、博物館の秘密の宝箱(収蔵庫)についてまるっとわかるようになっています!

 ご家族やご友人とお誘いあわせの上、ぜひお越しください!

 皆さまのご来館をお待ちしています!!

 

(人文課 深沢)


キッズツアー「ネズコレフレンズ」を行いました。

みなさん、こんにちは!

5月になり、爽やかな季節になりましたね。

中央公園の散策や、博物館のご来館も、ぜひお気軽にいらしてください。

  

5月1日土曜日に、いつもは県博デーに行うキッズツアーを開催いたしました。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

当日の様子を少し、ご紹介します。

  

今日の「ネズコレフレンズ」は、ネズミのお話です。

ネズミは、みんなもよく知っている動物ですが、特別に博物館の資料を近くでじっくり見ながら、お話をしました。

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歯の特徴や、体の様子など、頭の骨や仮剥製を、観察します。

  

次に、展示室に移動して、ネズミの仲間を見たり、「天敵」というネズミを食べる動物を紹介しました。

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歴史の展示室では、30万年前の湖の地層から、ヒメネズミの化石が見つかった話や、弥生時代の高床式倉庫にネズミ返しがついていた話をしました。

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最後に、みんなでネズミの気持ちになってみましょう、ということで、昔話の「おむすびころりん」を、マイネズミを選んで一緒に楽しみました。

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ネズミのお話、楽しんで聞いてもらえたなら、嬉しいです。

  

次回のキッズツアーは、5月16日の日曜日に、「めざせ! 鳥はかせ」を行います。

どうして鳥はとべるのかな? バードウォッチングをしながら考えてみよう。

この日は県博デーで、ほかにも楽しいイベントをたくさん行います。

皆さまのご来館を、お待ちしております。

  

  

(教育広報課 解説員)

4月25日(日)に、リレー講座「収蔵資料じまん話1 ~地学編~」を開催いたしました。この講座は、4月24日(土)に始まったばかりの第129回企画展「収蔵庫は宝の山! ~博物館の資料収集活動~」の関連行事の一環で、第1回目のリレー講座になります。今回の講師は地学編ということで、古生物担当の河野学芸員と岩石・鉱物担当の吉田学芸員です。当日参加を含めて合計18名の参加者がありました。参加者には、手指のアルコール消毒や間隔を空けた着席をお願いしました。また、室内の換気をよくするためにドアは開けたままで行われました。

まず、河野学芸員から、博物館収蔵の古生物資料とその収集・整理・活用について紹介がありました。

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はじめに、当館の古生物資料について、現在、県内産化石4543点、県外国内産化石867点、外国産化石2723点、合計8133点が収蔵されていると紹介されました。

これらの資料の収集方法として、採集、寄贈、購入(作製も含む)があります。採集は野外で化石資料を直接採取する方法で、採取した化石を博物館で丁寧にクリーニングして標本が完成します。寄贈・購入は企画会議で審議された後に外部の資料評価委員会で承認されて実行されるそうです。収集された化石資料は、小型資料は資料棚の中に収納されますが、大型資料はクッション材を巻いて保管されています。

そして、当館じまんの化石資料が紹介され、その裏話や最新の成果を踏まえた話に参加者の方々は聞き入っていました。

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じまんの化石資料

・翼竜 クテノカスマ (ドイツ ゾルンホーフェン産)

・アンモナイト クラナオスフィンクテス (益子町大平産)

・アンモナイト クレヴィセラス (佐野市葛生町産)

・恐竜 エドモントサウルス (アメリカ産)

・トリの化石 孔子鳥 (中国遼寧省北票産)

・クジラの産状レプリカ ナガスクジラの仲間 (宇都宮市下岡本町産)

・オオガネクジラ (那須烏山市大里産)

これらの収蔵資料は、展示解説や学校への貸し出しセット、地域移動博物館など展示・普及教育活動で活用されています。

続いて、吉田学芸員から、岩石・鉱物資料の収集・保管方法、そして逸品の資料について紹介がありました。

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岩石・鉱物分野の資料では、レプリカの作製はなくすべて実物である点が古生物分野と大きく異なります。収蔵されている資料は、現在では採取・購入できない良質で貴重な資料が多いそうです。当館には、岩石資料1178点、鉱物資料2917点が標本番号を付けられて収蔵されており、収蔵庫内の写真を見ながら資料の保管の様子が紹介されました。

その後、じまんの岩石・鉱物資料が、様々な裏話とともにユニークに紹介されました。

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じまんの岩石・鉱物資料

・閃亜鉛鉱 (秋田県尾去沢鉱山産)

・デザートローズ (チュニジア産)

・水晶 (栃木県富井鉱山産、山梨県乙女鉱山産)

・紫水晶 (栃木県野洲鉱山産、メキシコ産)

・自然金 (オーストラリア産)

・珪亜鉛鉱 (栃木県野門鉱山産)

・黄銅鉱 (栃木県足尾銅山産)

最後に、この収蔵資料を用いて開催したこれまでの展示や鉱物の撮影について簡単に紹介がありました。

講座が終わった後には河野学芸員と吉田学芸員に質問をされる方の姿もみられました。当館の逸品資料だけでなく学芸員活動の裏側をわかりやすく知ることができ、化石・岩石・鉱物に興味・関心がわくような面白い話でした。

今回のリレー講座のような、第129回企画展「収蔵庫は宝の山! ~博物館の資料収集活動~」の関連行事は下記の日程で開催される予定です。皆様のご参加をお待ちしております。

●企画展記念特別対談 ※聴講には予約と当日の観覧券が必要です。
5月8日(土)13:30~15:00 「ゾウムシから見た自然・標本・博物館」
              対談者:養老孟司氏と当館学芸員

●リレー講座「収蔵資料じまん話」 ※すべて13:30~15:00で予約が必要です。
5月2日(日) 「収蔵資料じまん話2 ~動物編①~」貝やミミズなど
5月9日(日) 「収蔵資料じまん話3 ~動物編②~」ニホンカワウソ、ニホンジカなど
5月23日(日) 「収蔵資料じまん話4 ~民俗編~」

●展示解説 ※両日とも14:00~15:00。
5月15日(土)、6月6日(日)

●学芸員とっておき講座 ※すべて13:30~15:00で予約が必要です。
5月16日(日) 「しゃべる押し葉標本」
6月20日(日) 「美術工芸収蔵資料じまん話」


●新収蔵庫ガイド ※予約が必要です。
6月12日(土)①11:00~12:00 ②13:30~14:30
6月13日(日)①11:00~12:00 ②13:30~14:30

(自然課 北野)

キッズツアー「よろいかぶとの話」を行いました。

みなさんこんにちは!

最近日差しが暖かくなり、散歩するにはちょうどいい季節になりました。

中央公園でお散歩したあとはよろしければ博物館にもお立ち寄りください。

さて、新年度1回目4月18日の県博デーにてキッズツアーを行いました。

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鎧は戦いに使われていた道具です。

その形、素材は時代によって変わります。ただいまキッズ展示で展示している『大鎧』は平安時代から使われていたものです。

その素材は皮で出来ており、形は弓が使いやすいように腕が動かしやすくなっております。

普段行われている常設展示の中に大鎧よりも前に鎧が使われていたことがわかる展示がいくつかございます。

みなさんに一緒に見ていただきました。

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古墳時代では鎧のかたちをした埴輪が見つかっています。このころから鎧を使っていたんですね。

金属でできている武器の出土品も多くなっていきます。

このような武器から身を守っていたのかもしれないですね。この時代以降の中世からはもっと戦が多くなって鎧や兜がさらに見られるようになります。

機能性だけではなく戦で勝利したい、無事に戻りたいといった人の気持ちや願いが込められた兜や鎧もあります。

博物館の常設展示には縁起のいい二股大根のついた兜が展示されていますので是非ご覧ください。

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キッズ展示で大鎧と、もう一つのよろい『当世具足』を見ていただきました。

なんと徳川家康...に扮した職員が登場しました!体験用のものとはいえ鉄でできているのでとても重そうです。

この頃の時代は鉄砲を使った戦をしていました。弾をはじくために丸みがあって、丈夫な鉄でできています。

兜だけでもとても重いので特別にみなさんにも持っていただきました。

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みなさんからは「すごく重い」「かぶったら疲れそう」などコメントをいただきました。

鎧兜は機能性の面だけではなく人の願いが込められています。

現在鎧兜はこどもの日に子どもの健やかな成長を願うものとなっていきました。

博物館やほかの施設で鎧兜を見かけたらどうしてこんな形なのか是非想像してみてください。


次回キッズツアーは5月1日土曜日「ネズコレフレンズ」です。

ネズミについて色々な話をします。

みなさんのお越しをお待ちしております。

教育広報課 解説員

毎月第3日曜日は県博デー!

4月18日(日)、学芸員とっておき講座「動物の標本を作り続けて...あっ、30年だ」を行いました。
タイトルがユニークですね。
今回の講師は、林学芸員です。
脊椎動物資料の収集・標本作製について、博物館の裏側の紹介がありました。

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まず、大学院生時代のある出来事に遡ります。
当時、イモリ研究に取り組んでいた林学芸員。
海外の研究者から、「大学で研究に使われた標本が残されていないなんて発展途上国。」と言われ、悔しい思いをしたそうです。
そのときに、日本の博物学は標本の蓄積が不十分なことを実感し、少しずつでも現在生きている植物や動物を標本として残していこうと思ったようです。

当館に集められた植物や動物は、そのままの状態では腐ってしまいます。
そこで、長い時間保管できるように標本化します。

当館では、展示用標本の本剥製や含浸標本、学術標本の液浸標本や骨格標本など、たくさんの種類があります。

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その作り方もさまざまです。
例えば、鳥類の仮剥製は、骨や肉を取りだした後、ぬいぐるみのように綿を詰めて固定します。

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標本を作り続けることの大切さについて、林学芸員の熱意が伝わってくる素敵なお話でした。

今回の講座に関連する、第129回企画展「収蔵庫は宝の山!~博物館の資料収集活動~」は、4月24日(土)からスタートします!
また、以下のような行事が予定されていますので、
お誘い合わせの上、ぜひご参加ください!

●特別対談
5月8日(土)13:30~15:00 特別対談「ゾウムシから見た自然・標本・博物館」
              対談者:養老孟司氏と当館学芸員(要予約)
              ※聴講には当日の観覧券が必要です。
●リレー講座「収蔵資料じまん話」 ※すべて13:30~15:00
4月25日(日) 地学部門
5月2日(日) 貝やミミズなど
5月9日(日) ニホンカワウソ、ニホンジカなど
5月23日(日) 民俗部門
●展示解説 ※両日とも14:00~15:00
5月15日(土)、6月6日(日)
●新収蔵庫ガイド
6月12日(土)①11:00~12:00 ②13:30~14:30
6月13日(日)①11:00~12:00 ②13:30~14:30

詳しくはこちらをご覧ください。

***

次回の県博デーは、5月16日(日)。
とっておき講座は、「しゃべる押し葉標本」です。
標本がしゃべる、とは、どういう意味なのでしょうか?
みなさまのご参加をお待ちしております。

(自然課 森嶋)

展示室1近世コーナーの資料を一部リニューアルしましたので、少しずつ紹介していきたいと思います。

みなさま、大橋(とつ)(あん)はご存じでしょうか?

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『人名像伝』より大橋訥庵像 明治7年(1874) 当館蔵

大橋(とつ)(あん)は、江戸時代の終わりに活躍した儒学者です。渋沢栄一に影響を与えた一人として、現在放映中のドラマ「晴天を衝け」の中でも取り上げられています。

大橋訥庵(18681862)は、長沼流兵学者清水赤城(せきじょう)の子として生まれました。名は正順、通称「順蔵」と呼ばれていました。のちに、江戸でも名をはせた大橋淡雅の娘である巻子と結婚し大橋家を継ぎました。宇都宮藩に藩儒として招かれ、尊王攘夷思想を説きました。大老・井伊直弼が暗殺された桜田門外の変の後、老中・安藤信正の暗殺計画を企てましたが、坂下門外の変がおこる3日前に幕府に捕らえられました。

襲撃自体は失敗に終わりましたが、安藤らの幕閣が更迭され、尊攘派への弾圧が緩和されるなど、坂下門外の変はその後の政局にも大きな影響を与えました。



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(へき)(じゃ)小言(しょうげん) 安政4年(1857) 当館蔵

安政4年(1857)に刊行された4巻4冊からなる大橋訥庵の著書で、彼の尊王攘夷論の集大成といえます。徹底して、西洋学術を非難・排除して攘夷精神の鼓舞をはかりました。


大橋訥庵が中心となって起草したとされる『坂下門事件斬奸(ざんかん)趣意書(しゅいしょ)(写)』文久2年(個人蔵)もあわせて展示していますので、ぜひご覧下さい。

こちらの資料では、事件を起こすに至った理由を列挙し、老中・安藤を斬るための正当な理由を述べています。写しによって地方の尊攘派の武士達に状況を報告したと考えられます。


今後もリニューアル展示情報をお伝えしていこうと思いますので、どこが変ったのか、見に来て下さいね!

人文課(中山)






常設展の展示室1に入ると、時代順に展示が並んでいます。

恐竜さんを通り過ぎて、古代史のコーナーに行くと・・・

縄文時代の展示があります。

今から1万年以上むかしむか~しに住んでいた人々が、

粘土をとってきて、形を整えて、乾燥させて、野焼きで焼いて(作るのは本当に大変そうです)

自ら作ったものが縄文土器(じょうもんどき)です。

お鍋として使っていました。が、いろんなもようがついているんです!!!

竪穴式住居という家の床面に設けた炉(ろ)で煮炊きをしている絵がありますので、

その絵をみなさんに見て解説をしました。

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その後、体験会場に移動~油粘土に縄文原体(げんたい)を転がしてもようをつける体験をしました。

平らな粘土にころころ~土器に見立てた粘土の付いたカップの表面にころころ~

みなさん一生懸命に作業されていました。

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じょうずにできたね!!

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もようの元は、なわめ模様の付く縄文原体だけではなく、貝殻や彫刻をした棒、半分に割った竹など、

いろいろ使いました。

もようってこんな風につけているんだね!知らなかった~という方も

これであなたも、縄文人です!!

ご参加ありがとうございました!

明日は県ぱくデー、キッズツアーは「下野に生きた武士」です。お楽しみに!               

                                      解説員 石川

みなさん、こんにちは!

 

3月21日に、キッズツアー「しもつけに生きた武士」を行いました。

今年度の県博デー及びキッズツアーも、これが最後となりました。

大変厳しい時勢下ではありましたが、今年度もたくさんの方にご来館いただき、職員一同感謝しております。

当日の様子を、少しだけご紹介します。


武士と聞くと、刀を持っていて、鎧を着ていて...というようなイメージがあるでしょうか。

本来の武士という人たちは、弓矢を扱う武芸に優れ、乗馬ができる人が武士として扱われたようです。

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栃木県の武士たちの祖ともいえる人物は、藤原秀郷という人です。

平将門を倒し、伝説上の人物のモデルともなるぐらい、全国的に有名な人だったのですよ!

秀郷の活躍は、俵藤太伝説として、博物館に収蔵されている絵巻にも描かれています。

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秀郷をはじめとした、はじめの時代の武士たちが下野国にはたくさんいました。

現在、博物館では秀郷の子孫の一族でもある、長沼氏・皆川氏が残した古文書を展示しています。

古文書を実際に見てもらいながら、内容を簡単に説明して展示室を回りました。

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今回は難しめの内容になってしまいましたが、みなさん楽しんで参加してくださいました。

本当にありがとうございます!


次回の県博デーは418日(日曜日)です。キッズツアーは「よろいかぶとの話」を行います。

昔の人はなぜ鎧・兜を使っていたのかな?なぜ今もお家に飾るのかな?

来年度も、みなさんのお越しをお待ちしております。

教育広報課 解説員