2008年04月17日
観察会予告編~多気山の春の妖精スミレに出会いに~
先日4月15日、宇都宮市の多気山に観察会の下見に行ってまいりました。多気山と
いえば多気不動尊やサクラで有名ですが、その他にも見どころがたくさんあります。
今回はその一部を紹介したいと思います。
まず石段をのぼり多気不動尊をお参りします。それから左脇の小道を入り、
山頂を目指します。
はじめは薄暗い照葉樹林の中を歩きます。この照葉樹林は栃木県の
天然記念物に指定されています。このような自然状態に近い照葉樹林は
県内でも限られており、貴重な林です。
照葉樹林に咲いていたミヤマシキミの花です。地味ですが良く見ると
キレイな花ですね。
照葉樹林の先は落葉樹林になっています。イヌブナの葉がもう開いていました。
サワガニに出会いました。日向ぼっこでもしていたのでしょうか。
山頂に到着です。山頂付近は草原になっています。この草原には草原特有の
様々な植物がみられます。
ヤマザクラが見ごろです。
アカネスミレです。キレイな紫色の花ですね。
フモトスミレです。花はやや小ぶりで、白地に紫色が入りかわいらしい花です。
エイザンスミレです。切れ込みのたくさんある変わった形の葉をしたスミレです。
その他にも4種類のスミレをみつけました。また、多気山にはその他にもたくさんの
植物や昆虫、鳥などがいます。
「多気山に実際に行ってみたい!」と思った方は、4月27日に行われる観察会「里山の
春の草花を見てみよう」にぜひ参加してください。運がよければヤマザクラが満開かもしれ
ません。定員がありますので、申し込みはお早めにお願いいたします。
(自然課:齊藤)
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