2007年04月17日
博物館エントランスに巨大マンダラ出現!
円仁展関連行事として、期間中にエントランスでワークショップ(体験型の講座)を行います(無料)。
円仁は中国に留学して、たくさんの経典や密教の絵画などを持って帰ってきましたが、その中でも注目されるのが、「曼荼羅(マンダラ)」です。
マンダラは、密教では最も重要な法具ですが、反面、密教の複雑な教えを、美しく華やかに絵画化したものなので、密教を理解するときの入口としても利用されます。
というわけで、今回はマンダラを構成するたくさんの仏(約300体)を、1体ずつ塗り絵にして、円仁展の期間中を通じてみんなで完成させようという企画を考えました。ただし、巨大マンダラですので、1体ずつがかなり大きいです。ということは、1体を塗るのに30分~1時間はかかります。
ワークショップはエントランスで常時開催していますので、お時間のある方・マンダラ造りに参加しようという意気込みのある方、お待ちしています!(学芸部 入江)
*写真はエントランスに巨大マンダラを設置しているところです。3m60㎝×3m60㎝ですので、設置も大変です。職人さんたちが7、8人がかりです。
*設置前のエントランス。嵐の前の静けさといったところです。
*板を組み合わせているところ。巨大な箱はこうやってできてるんですね~。
*マンダラをプリントした紙を、巨大な箱に貼り終えたところ。最後に横の板にクロスを貼って仕上げます。
投稿者 : 人文課 | カテゴリー : 特別企画展「慈覚大師 円仁とその名宝」