「高原の花と虫の観察会」を行いました。

8月6日(日)、「高原の花と虫の観察会」を行いました。
現在開催中の企画展「花と虫~助けあい、せめぎあう植物と昆虫~」の関連行事です。

今回の観察会は、栃木県が誇る奥日光で開催。
赤沼駐車場から戦場ヶ原、小田代原を回り、赤沼へと戻るコースです。

集合場所で、さっそくキタハダカササキリモドキが姿を見せてくれました。
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スタートすると、コエゾゼミの声が聞こえてきました。

虫担当の栗原学芸員が、手のひらにオオハナアブをのせてハチとアブの違いを教えてくれます。
アブは大きな目(複眼)で見て、ハチは長い触角でにおいをたよりに花を見つけます。

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花担当の星学芸員がミヤマザクラに実(サクランボ)がなっているのを見つけました。
食べられる実ですが、動物たちのために観察するだけにしておきます。

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布川学芸企画推進員は、男体山をバックに地形のお話。
1万4千年前にできた男体山。山としてはまだまだ若いそうです。

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専門家の解説に、大人も子どもも「そうなんだ!」とパァっと素敵な表情になっていました。
知らないことを知るって楽しいですよね。
他にもたくさんの花や虫を観察することができました。
・クサレダマ         ・ソバナ           ・ハクサンフウロ 
kusaredama.jpg sobana.jpg hakusanhuro.jpg  
・ヨツスジハナカミキリ    ・フタスジチョウ
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長い道中でしたが、無事全員ゴール!
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。


第136回企画展「花と虫~助けあい、せめぎあう植物と昆虫~」では、花と虫のかかわりについて紹介しています。9月24日(日)まで開催していますので、ぜひ、足をお運びください。

今後の関連行事は、下記の日程で予定しております。

・学芸員とっておき講座
「助けあい、せめぎあう植物と昆虫」
8月20日(日)13:30~15:00

・展示解説
8月27日(日)14:00~15:00

・同時開催 ※要予約
「栃木の山と自然を語る~NHK山岳カメラマンとともに~」
8月11日(金)10:30~12:00

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栃木県立博物館では、企画展のほかにも

テーマ展「ぼくらの自由研究~川の地形と石~」
テーマ展「草・木・虫をめぐる栃木県の民俗」
テーマ展「浙江省ゆかりの絵画と幽微なる風景」

を開催しています。 ご来館をお待ちしております。       (自然課 猪狩)