テーマ展「地中に生えるキノコ」の展示解説を行いました。

5月27日(土)、菌類担当の山本航平学芸員による、テーマ展「地中に生えるキノコ~トリュフとその仲間たち~」の展示解説を行いました。21名の方にご参加いただきました。

「地中に生えるキノコ」って何でしょう。
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地中に生えるキノコを地下生菌(ちかせいきん)といいます。地下生菌は、地上に生えるキノコが進化して丸くなって地中にもぐりました。
地上に生えるベニタケから地下生菌のミヤマコイシタケに進化したようすを展示しています。

世界三大珍味のトリュフは、地下生菌。
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世界のトリュフに加えて、日本のトリュフも展示では紹介しています。

トリュフのほかにも地下生菌の仲間はたくさんあります。
今回の展示では70種の地下生菌を標本とパネルでご紹介。

地下生菌は、いろいろな地上に生えるキノコから進化をしているのですが、形はみんな丸っこい。見た目ではほとんど種類の区別がつきません。
顕微鏡で胞子の形を見ると種類が分かります。胞子がどんな形をしているか写真も展示しています。

地下生菌の季節は梅雨明けからなので、展示を見て、地下生菌さがしにいきませんか?  
熊手でやさしく落ち葉をかき分けて地下生菌をさがした後は、落ち葉は元に戻しましょう。

テーマ展「地中に生えるキノコ~トリュフとその仲間たち~」は6月18日(日)までです。

企画展「甲殻類ワールド~エビ、カニ、フジツボ、ダンゴムシ、ミジンコ&カブトエビ~」と合わせて、ぜひご覧ください。
           
みなさまのご来館をお待ちしております。            
(自然課 猪狩)