生物・地学収蔵庫ガイドを開催しました

 11月3日(木曜日)、生物・地学収蔵庫ガイドを開催しました。栃木県立博物館では、「文化の日」にちなんで、無料入館日となっております。そのため、この日は多くの来館者でにぎわいました。

今回の収蔵庫ガイドでは、11名が参加し、自然課の職員から収蔵庫の構造や特徴の紹介、標本の収集、整理、保管する意義などについての話がありました。

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初めに、本館の地学収蔵庫を見学しました。ここは主に、展示に活用する大きな化石や岩石・鉱物が収蔵されています。岩石・鉱物担当者によると、現在、収蔵庫内の資料整理の途中だそうです。

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新収蔵庫棟のトラックヤード。資料の搬入・搬出を行うためのスペースであるという説明がありました。トラックが2台入れるほどのスペースがあり、上部には大型の資料を吊り上げて運ぶための電動クレーンが付いています。

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こちらは、民俗第3収蔵庫です。魚類の剝製が並んでいます。「民俗の収蔵庫に魚の剝製?」と思われるかもしれませんが、民俗資料の一部には、昔使われた漁具が含まれています。それに関連した展示にも活用できるため、魚類の剝製も収蔵されています。

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続いて、動物収蔵庫です。鳥類や哺乳類などたくさんの剝製が並んでいます。近くで見ることができるため、大きさや形態の特徴を見たり、他の剝製と比較することができます。また、収蔵庫内は、収蔵資料の敵でもあるカビや害虫といった有害な物質の増殖を抑えるため気温・湿度は、一定に保たれています。

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学芸員による収蔵資料の解説と収蔵品の数の多さに、皆さん楽しみながらご覧になっていただけたのでは、と思います。参加してくださった皆様、ありがとうございました。

 

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11月19日(土)より自然系テーマ展「いま知ってほしい栃木の外来生物」を開催予定です。

アライグマやアマゾントチカガミを始めとする、栃木県で話題の外来種たちを解説します。

 

関連して、展示解説を行う予定です。日程は、下記の通りです。

場所:展示室 定員:20名 ※予約不要

・2022年12月4日(日)14:00~15:00

・2023年1月22日(日)14:00~15:00

(自然課 永嶋)