「鑑真和上と下野薬師寺」 オリジナルグッズ紹介~前編~

本展では、ミュージアムショップ(博物館友の会)にてオリジナルグッズを販売しております。

前編では、トートバッグとキーホルダーのモチーフになった作品についてご紹介します。

 

オリジナルトートバッグ 400

下野薬師寺を象徴するモチーフを散りばめてデザインしました。

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①下野薬師寺跡出土 軒丸瓦(創建期)

 円に蓮の文様を表し、周りをジグザグ文様が囲みます。川原寺の瓦の系譜を引いています。

②下野薬師寺跡出土 蓮華文鬼瓦(創建期)

 四角く象った蓮の文様に、軒丸瓦と同じく周囲にはジグザグ文様があります。

③下野薬師寺跡出土 軒平瓦(官寺昇格期)

 官寺昇格期の軒平瓦は創建期に比べて華やか。唐草文がすてきです。興福寺の瓦の系譜を引いています。

④韋駄天立像 下野薬師寺

 これまで江戸時代の作とされていましたが、本展のための事前調査により、南北朝時代(14世紀)にまで遡る作例である可能性が見出されました。

⑤誕生釈迦仏立像 龍興寺

 龍興寺は下野薬師寺別院として、下野薬師寺の由緒を伝える寺院。栃木県指定文化財に指定されている奈良時代(8世紀)の小さなお像です。

 

一色刷りのため、韋駄天立像と誕生釈迦仏立像をどう表わすか試行錯誤したものの、シルエットに落ち着きました。

結果的にシンプルでスタイリッシュな感じに仕上がったかな、と思います。

瓦も線のみにすることで、文様の形が際立ちました。

展覧会タイトルは英語で表記していますので、ふだん使いにもどうぞ!!

【みーたんも愛用中です】

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アクリルキーホルダー 各種350

トートバッグで解説した①軒丸瓦+軒平瓦(いずれも創建期)、④韋駄天立像、⑤誕生釈迦仏立像 がアクリルキーホルダーになりました!

展覧会の思い出をあなたのお手元に、どうぞお持ち帰りください。

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キーホルダーの台紙は、チラシのデザインをもとに3種それぞれの写真を使っています。

実は、誕生釈迦仏立像の台紙に使用した斜め向きのカットは、図録や広報物などのどこにも使われていない貴重なものなのです!

もし、すでに気が付いていたとしたら、相当な「鑑真和上と下野薬師寺」展ファンとお見受けしますよ。

《後編につづく》

 

(人文課・久野)