キッズツアー「よろいかぶとの話」を行いました。

みなさんこんにちは!

最近日差しが暖かくなり、散歩するにはちょうどいい季節になりました。

中央公園でお散歩したあとはよろしければ博物館にもお立ち寄りください。

さて、新年度1回目4月18日の県博デーにてキッズツアーを行いました。

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鎧は戦いに使われていた道具です。

その形、素材は時代によって変わります。ただいまキッズ展示で展示している『大鎧』は平安時代から使われていたものです。

その素材は皮で出来ており、形は弓が使いやすいように腕が動かしやすくなっております。

普段行われている常設展示の中に大鎧よりも前に鎧が使われていたことがわかる展示がいくつかございます。

みなさんに一緒に見ていただきました。

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古墳時代では鎧のかたちをした埴輪が見つかっています。このころから鎧を使っていたんですね。

金属でできている武器の出土品も多くなっていきます。

このような武器から身を守っていたのかもしれないですね。この時代以降の中世からはもっと戦が多くなって鎧や兜がさらに見られるようになります。

機能性だけではなく戦で勝利したい、無事に戻りたいといった人の気持ちや願いが込められた兜や鎧もあります。

博物館の常設展示には縁起のいい二股大根のついた兜が展示されていますので是非ご覧ください。

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キッズ展示で大鎧と、もう一つのよろい『当世具足』を見ていただきました。

なんと徳川家康...に扮した職員が登場しました!体験用のものとはいえ鉄でできているのでとても重そうです。

この頃の時代は鉄砲を使った戦をしていました。弾をはじくために丸みがあって、丈夫な鉄でできています。

兜だけでもとても重いので特別にみなさんにも持っていただきました。

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みなさんからは「すごく重い」「かぶったら疲れそう」などコメントをいただきました。

鎧兜は機能性の面だけではなく人の願いが込められています。

現在鎧兜はこどもの日に子どもの健やかな成長を願うものとなっていきました。

博物館やほかの施設で鎧兜を見かけたらどうしてこんな形なのか是非想像してみてください。


次回キッズツアーは5月1日土曜日「ネズコレフレンズ」です。

ネズミについて色々な話をします。

みなさんのお越しをお待ちしております。

教育広報課 解説員