【戸田氏展】終わる前に...ここだけは見てほしい! 第114回企画展 ~その1

114回企画展「宇都宮藩主 戸田氏―その歴史と文芸―」も昨日入館者数1万人を達成し、会期もあと10日ほどとなりました。(皆様、もうご覧になりましたでしょうか......?)

 さてさて、会期も残りわずかとなりましたが、その中でもこれは見ていただきたい!という資料を少しずつご紹介させていただきたいと思います。

 今回ご紹介する資料はこちら。↓↓↓

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(戸田讃岐守忠道所用甲冑、個人蔵、初公開)

 この甲冑の持ち主は幕末に活躍した宇都宮藩主戸田氏の一族・戸田忠道です。

 忠道は幼いころより武術に優れ、幕府公認の武芸の先生(講武所の剣術師範役)となった剣の達人です。

さて、忠道は48歳の時、幕府より「皇女和宮降嫁の警固」の一人に選ばれますが、この甲冑はその時のために作られたと考えられます。和宮警固という大役にふさわしく豪華に作られています。また、戸田氏の家紋・六星紋がちりばめられ、前立てには宇都宮戸田氏の家紋・六星紋が燦然と輝いています。実に美しい...

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(↑光り輝く六星紋)

 この他にも、様々な武器甲冑や忠道に関係する資料を展示しています。

 本物をご覧いただけるのはあと10日だけ!企画展「宇都宮藩主 戸田氏―その歴史と文芸―」は、6月12日(日曜日)までの開催となっております。

皆様のご来館を、心よりお待ちしております (^^)

~その2へ続く  

(人文課 重藤)