博物館でやってみよう『昔の暮らし体験』を行いました。

平成27年1月25日(日)に博物館でやってみよう『昔の暮らし体験』を行いました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

当日の様子をご紹介します。

初めに展示室で昔の道具についてお話ししました。ここでは炊事に使う道具についてご紹介しています。

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研修室に戻っていよいよ体験です。どんな風に使うのかな?

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この道具の名前は薬研(やげん)です。漢方薬や七味唐辛子を作る時に使われます。時代劇によく出てきますね。
今回は乾燥させたみかんの皮をすり潰してもらいました。

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みかんの良い香りがしてきます。

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こちらは鬼おろしで大根をおろしている様子です。この鬼おろし、栃木県の郷土料理“しもつかれ”を作る時には欠かせない道具で、普通の大根おろしよりも歯が大きいので粗く削れます。
結構力を使います。頑張って!!

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こちらは昔の洗濯の道具、たらいと洗濯板です。洗濯板のギザギザの部分に布をこすり付けて一枚一枚手洗いをします。今の洗濯機と比べてとても大変な作業でした。

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洗濯をするにも水がないとできません。昔は水道がないので井戸から水を汲んできますが、それも大変な仕事です。両肩にかけてバランスをとりながら歩きます。水が入ってない状態でもとっても重いんですよ。

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これ以外にも石臼や火おこし、蓄音機や昔の遊び道具など色々なものを体験してもらいました。
昔の人たちの暮らしが少しだけ分かっていただけたかと思います。
皆様、大変お疲れ様でした。


栃木県立博物館では様々な体験活動を行っています。次回は2月28日(日)に『宮廷貝合わせ』を行います。こちらもぜひご参加下さい。


(普及資料課 解説員)