とちぎけんぱくキッズ・ツアーを行いました

11月24日日曜日に行ったキッズ・ツアー「こんな土器みたことある?」をご紹介します。

この日は、企画展「弥生人の祈り‐東国の再葬墓‐」の開催最終日でした。
本展は、栃木県やその近隣県から集められた、たくさんの土器を、一度にみることのできるめったにないチャンス!

歴史を学校で習っていない子どもにも、土器のおもしろさを伝えたい。

そんな思いから企画した今回のキッズ・ツアー。

まずは、展示室で土器を観察し、ワークシートをヒントに土器につけられた様々な模様をみつけていきます。
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ただの線でも、丸や三角、平行に何本も引いたものなど、まったく同じものはありません。
線で囲まれた中に、棒やストローでつけたような丸い形があるものもあります。

よく見てみると、赤い色の部分があったり、粘土でつくった紐のような飾りがあることにも気づきます。

弥生時代につくられた茶色の土器は、どれも同じにみえてしまうけれど、
実は、よくみてみると、一つ一つ違っているし、違っていてもかなり似ているものがあるみたい。

こんな発見があったところで、場所を移し実際に模様つけ体験をしてみました。
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さあ、どんな模様をつけてみよう?

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展示室の土器をみてみつけた模様をまねしながら、弥生風に仕上げていきます。

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どの道具を使ったら、つけたい模様がつけられるのか・・・
何度も試しながらがんばった結果、工夫を凝らした2つのすてきな作品ができあがりました。

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様々な模様に挑戦してくれました。粘土紐もきれいに押しつけられているね。


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こちらには、「綾と彩葉の弥生土器」という作品名もつけてくれました。


参加して下さった皆さま、本当にありがとうございました。


お子様向けの解説として、解説員が館内をご案内するキッズ・ツアーは、
毎月第2・第4日曜日の午後2時から20分程度、実施しています。次回もお楽しみに。


博物館では、展示や今回ご紹介したキッズツアー以外にも、様々な催し物を行って皆さんをお待ちしています。

ぜひ、博物館へ遊びにきてみませんか?


普及資料課 五十川