移動博物館「骨・ほね・ホネワールド」開催中!

市貝町立歴史民俗資料館で移動博物館「骨・ほね・ホネワールド」が開催中です。
会場にはいろいろな動物(魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類)の骨はもちろん、今にも動き出しそうな迫力ある剥製も数多く展示されています。

会場の様子

骨を見て、その動物が生きているときの姿や動きを想像したり、逆に生きている動物を見て、どんな骨格をしているのか?と疑問を持ったり・・・と博物館ならではのちょっと変わった雰囲気をお楽しみいただけます。

中には、こんな骨格を持った栃木県ではあまりなじみのない動物も登場しています。

イルカ(スジイルカ)の骨格

これはスジイルカの骨格。
あごには魚を捕まえるためのたくさんの歯があり、腕の骨は平らで水をかきやすくなっています。尾の近くにある小さな浮いている骨は、なんと骨盤のなごり!一度陸に上がった後に水中生活にもどり、体を支えたり歩く必要がなくなったために後ろ足はなくなり今はこんな小さな骨盤の跡だけが残っているそうです。
同じように完全に水の中で生活している、魚の骨格との比較も興味深いです。

魚(カツオ)の骨格

このように種類による骨の違いを観察するのもおもしろいですね。

この他にも、理科室おなじみの人の骨格模型、かわいい小鳥や小型哺乳類の骨なども皆さんをお待ちしています。
お気軽にお越しください。

いろいろな動物の骨格

【「骨・ほね・ホネワールド」7月20日(土曜日)~9月8日(日曜日) 市貝町立図書館・歴史民俗資料館
休館日: 8月12日(月曜日)、8月19日(月曜日)、8月26日(月曜日)、9月2日(月曜日)】

(自然課:渡部)