企画展「甲殻類ワールド~エビ、カニ、フジツボ、ダンゴムシ、ミジンコ&カブトエビ」の展示解説を6/10(土)に行いました。
大人から子供まで、延べ53名の方々が参加しました。
前回同様、南谷学芸員による、展示の見どころやちょっとした裏話などを、皆さん興味深そうに聞いていました。

企画展「甲殻類ワールド~エビ、カニ、フジツボ、ダンゴムシ、ミジンコ&カブトエビ」は6/18(日)まで開催しています。また最終日の6/18(日)13:30~15:00 講堂にて、南谷学芸員による学芸員とっておき講座「甲殻類っておもしろい!~エビ、カニ、ダンゴムシ、ホウネンエビ~」がありますので、ぜひご参加ください。参加予約は不要です。
(自然課 三宅)
博物館には、みなさんご存知の企画展やテーマ展といった展示に関する仕事だけでなく、資料の収集や整理・保管という普段はみなさんの目に触れることの少ない仕事もあります。資料の収集・保管している収蔵庫の様子を知っていただく機会として、無料入館日の6月11日(日)、「生物・地学収蔵庫ガイド」が行われました。自然系の収蔵庫を、一般の方々に見ていただくイベントで、15名の方々が参加されました。

大きな金庫のような大扉を開け、そこから前室という場所に入ります。

前室に入ると、そこから各収蔵庫へ入る扉があります。

展示に使う迫力ある資料があふれている地学収蔵庫。

博物館らしく?動物の骨が並んでいます。これはゾウの頭骨です。頭骨だけでもかなりの重量になります。

NHKの朝の連続テレビ小説「らんまん」でおなじみの植物標本。主人公の万太郎のモデルになった牧野富太郎と親交があった栃木県の植物研究家、関本平八さんの植物標本をみんなで見ているところ。
収蔵庫ガイドは、短時間で見るには内容が濃く、予定の時間をだいぶオーバーしてしまいました。しかし、参加者のみなさんは、普段は見られない収蔵品や設備を目の前に、最後まで熱心に見学されていました。
企画展「甲殻類ワールド~エビ、カニ、フジツボ、ダンゴムシ、ミジンコ&カブトエビ~」が開催中です。ぜひお越しください!
開催期間 2023年4月29日(土曜日)~2023年6月18日(日曜日)
関連行事
※学芸員とっておき講座 「甲殻類っておもしろい!~エビ、カニ、ダンゴムシ、ホウネンエビ~」6月18日(日)13:30~15:00 講堂
自然課 井上
みなさんこんにちは!
夏休みまで約1ヶ月!予定は決まりましたか?
さて博物館では6月17日に博物館でやってみよう「十二単(じゅうにひとえ)の色を当てよう」を行いました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
当日の様子を紹介します。

今回は十二単の1つ1つの色を当ててもらうクイズを出題しました。
実際の十二単を見ながら答えを選びます。

十二単にはそれぞれ名前がついています。
唐衣(からぎぬ)や打衣(うちぎぬ)、表衣(うわぎ)などなど。
それぞれ別の色が使われています。
五衣(いつつぎぬ)は、にている色なので難しいですね。

びみょうな色の違いが分かるかな?

十二単はグラデーションを意識して色が選ばれています。
だから同じような色が何枚もあるんですね!

全部正解できたかな?

別の十二単ですが完成形も展示しました。
こちらもキレイなグラデーションですね!
博物館は6月19日から7月3日まで定期消毒期間のため休館です。ご注意ください。
次の博物館でやってみようは、7月8日(土)「七夕飾りをつくろう」です。
いろいろな七夕の飾りをつくれる、とても楽しい体験です。
予約は不要なので気軽にご参加ください!
教育広報課 解説員 横山
9月の観察会の受付開始は7月4日(火)9時30分からとなりますので、お間違いないようお願いいたします。
9月16日 キノコの観察会in中央公園
9月23日 河原で観察会~石と植物と昆虫~
6月3日(土)、塩谷町東荒川ダム親水公園において、モリアオガエルの観察会を開催し、26名の方々に参加いただきました。19時~21時まで公園の池で、モリアオガエルを中心に生き物の観察をしました。
親水公園ではカエルが盛んに鳴いていました。観察会は、カエルの鳴き声の違いに耳を傾けることから始まりました。

公園の階段に座り、みんなでカエルの鳴き声に耳を澄ましています。どうやら、ここでは、モリアオガエル、シュレーゲルアオガエル、ムカシツチガエルの3種類のカエルの鳴き声が聞こえるようです。
辺りが本格的に暗くなると、観察会の本番です。みなさん懐中電灯を片手に、カエルを探します。カエルの鳴き声のする方に目を凝らしても、実物が簡単に見つかるとは限りません。また、カエル以外のいろいろな生き物とも出会えます。

参加者が集合し、観察会でみつけた生き物を1か所に集めました。アカハライモリを実際に見ることができて、すごく感動していたお子さんもいました。

観察会の最後、参加者のみなさんにモリアオガエルの手の吸盤が、どれほど人の手にくっつくのか体験してもらいました。見た目以上に、しっかりと人の肌にくっつくので、みなさん驚いていました。なお、モリアオガエルが人肌で熱くなりすぎないよう、水につけて冷ましながらなどの配慮の上で体験してもらいました。
モリアオガエルのほかにもムカシツチガエル、シュレーゲルアオガエルを実際に見ることができ、カエル以外では水生昆虫のガムシ、コオイムシ、タガメなどを見つけることができました。当日はいろいろな条件が重なり、残念ながらモリアオガエルが産卵している現場を見ることができませんでした。しかし、大人も子どもも一緒に夢中になって夜の池でカエルを探しだすという、日常ではなかなかできない体験をした、楽しい観察会になりました。
企画展「甲殻類ワールド~エビ、カニ、フジツボ、ダンゴムシ、ミジンコ&カブトエビ~」が開催中です。ぜひお越しください!
開催期間 2023年4月29日(土曜日)~2023年6月18日(日曜日)
関連行事
※担当学芸員による展示解説 6月10日(土)14:00~15:00
※学芸員とっておき講座 「甲殻類っておもしろい!~エビ、カニ、ダンゴムシ、ホウネンエビ~」6月18日(日)13:30~15:00 講堂
(自然課 井上)
みなさんこんにちは!
6月4日(日曜日)に、当館では博物館でやってみよう「扇ぬりえ体験」を行いました。その様子を少しご紹介します。

今回は4種類のぬりえから、好きなぬりえを選びました。


次は好きな色を塗っていきました。みんな上手に塗れています。

塗り終わったら線に沿ってはさみで切ります。

完成しました!世界に一つだけの扇ぬりえです。

なかにはみーたんを描いてくれた子もいました!上手だね!
参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
次回の「博物館でやってみよう」は6月17日(土曜日)開催の「十二単の色を当てよう」です。
こちら予約不要ですのでぜひご参加ください。
教育広報課 解説員
5月27日(土)、菌類担当の山本航平学芸員による、テーマ展「地中に生えるキノコ~トリュフとその仲間たち~」の展示解説を行いました。21名の方にご参加いただきました。
「地中に生えるキノコ」って何でしょう。

地中に生えるキノコを地下生菌(ちかせいきん)といいます。地下生菌は、地上に生えるキノコが進化して丸くなって地中にもぐりました。
地上に生えるベニタケから地下生菌のミヤマコイシタケに進化したようすを展示しています。
世界三大珍味のトリュフは、地下生菌。
世界のトリュフに加えて、日本のトリュフも展示では紹介しています。
トリュフのほかにも地下生菌の仲間はたくさんあります。
今回の展示では70種の地下生菌を標本とパネルでご紹介。
地下生菌は、いろいろな地上に生えるキノコから進化をしているのですが、形はみんな丸っこい。見た目ではほとんど種類の区別がつきません。
顕微鏡で胞子の形を見ると種類が分かります。胞子がどんな形をしているか写真も展示しています。
地下生菌の季節は梅雨明けからなので、展示を見て、地下生菌さがしにいきませんか?
熊手でやさしく落ち葉をかき分けて地下生菌をさがした後は、落ち葉は元に戻しましょう。
テーマ展「地中に生えるキノコ~トリュフとその仲間たち~」は6月18日(日)までです。
企画展「甲殻類ワールド~エビ、カニ、フジツボ、ダンゴムシ、ミジンコ&カブトエビ~」と合わせて、ぜひご覧ください。
みなさまのご来館をお待ちしております。
(自然課 猪狩)
みなさん、こんにちは。青葉が香る季節となり博物館前のヤマボウシもまぶしいくらいに白く輝いています。いかがお過ごしですか。
5月28日、当館では博物館でやってみよう「カニのペーパースタンドをつくろう」を行いました。その様子を少しご紹介します。

はじめにペーパースタンドの材料を選んでもらいます。何色のカニにしようかな。

型紙を切り抜いたら折りたたんでのり付けして目玉を取り付けます。

目玉を書く場所によっていろんな表情になります。しっかり横をにらんでいたり、眠たそうだったり。


最後にキャップの土台に取り付けて出来上がり。じょうずにできたかな?お家の気に入った場所に飾ってください。




あらためて参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
博物館では6月18日まで企画展「甲殻類ワールド」を開催しています。
びっくりするほど大きなカニやエビが展示してありますので皆さまのご来館をお待ちしております。
次回の「博物館でやってみよう」は6月4日(日曜日)開催の「扇ぬりえ体験」です。
こちら予約不要ですのでぜひご参加ください。
教育広報課 解説員
栃木県立博物館では現在、企画展「甲殻類ワールド~エビ、カニ、フジツボ、ダンゴムシ、ミジンコ&カブトエビ~」を開催中です。みなさん、もうご覧になりましたか?
企画展の関連イベントとして、5月21日(日)に茨城県ひたちなか市で「磯の観察会~甲殻類の進化を探る~」を開催しました。

磯で参加者のみなさんが一生懸命生き物を探しています。

潮だまりにはいろいろな生き物が生息しています。

参加者の方々がみつけた生き物を集め、学芸員が解説をしました。写真はショウジョウガニです。大きくて立派ですね。
カニのほかにも、エビやヤドカリなどの十脚目、フナムシやヘラムシなどの等脚目、ヨコエビやワレカラなどの端脚目、フジツボやフクロムシなどの顎脚綱など、さまざまな甲殻類を見つけることができました。
みなさんも、生き物を探しに磯に出かけてみてはいかがですか?
企画展「甲殻類ワールド~エビ、カニ、フジツボ、ダンゴムシ、ミジンコ & カブトエビ~」は6月18日(日)まで開催しています。
また、6月10日(土)14:00~15:00に南谷学芸員による展示解説、6月18日(日)13:30~15:00講堂にて学芸員とっておき講座「甲殻類っておもしろい!~エビ、カニ、ダンゴムシ、ホウネンエビ~」を開催しますので、ぜひご参加ください。お待ちしています。
皆さんこんにちは!
最近暑くなってきましたね。夏がすぐそこに来ているような気がします。
さて、博物館では5月21日にキッズツアー「甲殻類のはなし」を行いました。
そのときの様子をすこし紹介しようと思います。
今回は「甲殻類のはなし」ということで
①甲殻類ってなに?
②ツメ(ハサミ)のはなし
③色のはなし
3つのことを主に説明しました。

まず甲殻類は節足動物(せっそくどうぶつ)の1つのグループです。
他には鋏角類(きょうかくるい)<クモやサソリのなかま>や
多足類(たそくるい)<ムカデのなかま>、昆虫類(こんちゅうるい)などのグループがあります。

甲殻類でメジャーなのはエビやカニなので
今回はエビやカニに焦点を当てて紹介させていただきました。
エビは大まかに2つの種類に分けることができます。
メスのエビが卵を抱くか抱かないかで分けられます。
卵を抱かないエビは、素早く海を泳ぎます。

卵を抱くエビには、身体をかたくしたものや、大きいハサミを持つものなどがいます。

上の画像の青いザリガニは「マロン」という名前のザリガニのなかまです。
青い体と大きいハサミ!カッコイイですね!
カニは、卵を抱くエビから進化した種類です。
なのでカニも大きいハサミを持っています。
このハサミもいろいろな種類があります。
切るためのハサミや、割るためのハサミなど
形を見るとどうやってエサを食べるかが想像できます。

ちなみにこのシオマネキというカニは、メスを呼ぶために大きいハサミを持っています。
エビやカニの色って何?と聞くとだいたいの人が「赤」と答えると思います。
しかし、よく見るとオレンジだったり茶色だったりします。
これは赤い色素とタンパク質がくっついているからです。
ゆでたりして熱を加えるとたんぱく質が離れて・・・
真っ赤になります!

普段見るエビやカニは食卓の上にあることが多いので
「赤」というイメージがついてしまっているのかもしれませんね。
身近に感じられる生物でもよく観察してみると不思議なことがいっぱい出てきます。
エビ、カニだけでなく自分の好きな生き物をよく観察してみてください!
おもしろい発見があるかもしれませんよ!
次回のキッズツアーは6月18日の県博デーに行います。内容は「とちぎの魚と魚釣り」です。
14時から約30分間お魚と釣りのお話が聞けます。
予約は不要です。気軽にご参加ください!
解説員 横山