キッズツアー「土偶のはなし」を行いました。

  • 投稿日:
  • by

みなさんこんにちは。

最近は暑くなってきました。お体にお気をつけてお過ごしください。

博物館では4月20日の県博デーでキッズツアー「土偶のはなし」を行いました。

その様子を一部紹介します。


IMG_8478_R.JPG

今回は土偶についての話です。(椅子の上に乗っているのは黒曜石です。)

土偶は縄文時代を中心に作られました。縄文時代には多くの土偶が作られましたが、長い時代の中で見た目が変わったり、大きさが変わったりしました。土偶が作られなくなるといった時期も存在します。

今回はハート形土偶、筒形土偶、山形土偶、ミミヅク土偶、遮光器(しゃこうき)土偶、鯨面土偶の紹介をしました。今回のブログではミミヅク土偶について紹介したいと思います。

IMG_8485_R.JPG

ミミヅク土偶は特徴的な顔からそう呼ばれるようになりました。初めてミミヅクと表現されたのは1906年と100年以上前のことです。

その特徴的な顔から当時の人がどのようなものを身に着けていたのかを考えることができます。

耳についている大きい丸の部分は何でしょうか。

これは耳飾りの表現だといわれています。実際に遺跡から大きな耳飾りが見つかります。耳たぶをひろげて耳飾りを着けていたと考えられています。

顔が特徴のミミヅク土偶ですがまだ目につく特徴があります。よく観察するとミミヅク土偶に所々赤い部分があります。昔は土偶が赤く塗られていたと考えることができます。どうして赤く塗ったのでしょうか。不思議ですね。


キッズツアーに参加してくださった皆さま ありがとうございました。

次回のキッズツアーは5月18日(日)「この生き物、な~んだ」です。

どうぞおたのしみに!!

教育広報課 解説員