2025年12月13日(土)14時から、テーマ展示室にて現在開催中の展示「ミミズ」の展示解説を行いました。担当は南谷学芸員で、17名の方に参加いただきました。
まず「ミミズとは」の説明から始まりました。魚の餌などに使われるイトミミズ、実は今回展示されている、いわゆる「ミミズ」とは分類的にヒルよりも遠い関係にあるとのこと。ちょっと驚きです。
世界で一番大きなミミズや小さなミミズ、青く光るミミズを解説しながら、「今回一番覚えておいてほしいことは」と南谷学芸員。それは「ミミズの働き」についてだそうです。それは、落葉などを分解して土に還す「分解者」としての働き、「動物の食べ物」としての働き、そして土の中を動き回ることにより空間ができ、小動物の通り道になったり植物が生えたりできる「ほかの生きもののすみかづくり」としての働きです。「そのような働きは生態系の一部を担っている、大事な働きです。」と締めくくりました。
栃木県最大のミミズ「イイヅカミミズ」
現在、当館ではテーマ展「どーしたもんだろ とちぎの外来生物」「姿川村の遺物語り~野澤岩蔵コレクションの世界~」「巡回展 栃木の遺跡」が同時開催中です。
またテーマ展「ミミズ」の展示解説が2026年3月8日(日)14時~開催しますので、ぜひご参加ください。お待ちしてます。
(自然課 三宅)
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