2025年9月20日(土)に「キノコの観察会in中央公園」を開催しました。当日は小雨が降ったりやんだりとあいにくの天気でしたが、お子さんを含めた24名の方々が参加しました。
「今回の観察会では、ただキノコを探すだけでなく、どのようにしてキノコは生きているのかを知ってほしい。」と担当の山本学芸員。参加者が見つけたキノコについて、名前だけでなく、「木の枝や葉を分解する」「昆虫に寄生する」「樹木と共生する」など、どのようにして生きているキノコなのかを説明しました。
どんなキノコがあるか、散策中。
カブトムシに似たにおいがするニオイコベニタケ。コナラなどと共生する菌根菌。
ネンドタケモドキ。広葉樹の枝に発生し、枝を分解。
シロツルタケ。テングタケの仲間。
ツクツクボウシタケを丁寧に掘り出している山本学芸員。冬虫夏草類(昆虫に寄生するキノコ)の一種であるツクツクボウシタケは、中央公園内でよく見られます。
ムラサキヤマドリタケ。
これ以外にも、たくさんの種類のキノコをみつけることができました。
参加者の皆さん、楽しんでいただけたでしょうか?
現在、栃木県立博物館では、テーマ展「恐竜の小部屋」(~11/3)、テーマ展「どーしたもんだろ 栃木の外来生物」(2F ロビーにて)を開催してします。
また、10/4から企画展「"異"常の色・形~時に思いが宿るもの~」が始まりますので、お楽しみに!
(自然課 三宅)
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