8月23日土曜日、真岡市にある宇都宮大学農学部附属農場にて
宇都宮大学農学部の早川先生を講師にお迎えして行いました。
残暑が非常に厳しい中、12名の方が参加してくださいました。ありがとうございました!
当日の様子を少しお伝えいたします。
まず農場内にある森に移動して、森の中の土を観察していただきました。
森の土の上を歩いた感触はどうでしょうか?ふかふかしていますね。
次に、土の中にいる生き物を探してもらいました。落ち葉をどけて土を探ってみると・・
ミミズ、アリ、ムカデの仲間たちがうじゃうじゃ。びっくりして声をあげる参加者もいらっしゃいました。
土壌動物を専門とする南谷より
これらの小さな生き物が落ち葉等を食べてウンチをし、積み重なったものがふかふかの土になる。
自然界にとって大切な役割があるといった話がありました。
この後は、いよいよ田んぼに移動し稲の観察をしていただきました。
農場の田んぼでは、異なる肥料の使い方で育てられた稲が3種類あります。(化学肥料を使用、堆肥を使用、化学肥料・堆肥不使用)
田んぼを観察し、稲を一株抜く体験もしてもらいました。
稲は、田んぼの土にしっかり根をはっていました。抜くのが大変でしたね。
また、堆肥で育てた稲と化学肥料・堆肥を使わずに育てた稲を並べて、背の高さや米の粒の数を観察しました。
堆肥で育てた稲の方が背も高く、お米の粒が多いことがわかりました。
ここで注目してもらいたいのは、化学肥料・堆肥を使わなくても稲が育つことです!
ただし収穫量は、化学肥料で育てた稲の半分程度です。
そのため、化学肥料がなかった時代は、お米を作るために今よりもたくさんの田んぼが必要だったということです。
日本中が今より田んぼが多かったことでしょう。
また、今回観察会に利用させていただいた田んぼで作られている稲の株数を、宇都宮大学の早川先生より教えていただきました。
すると、ちょうど参加者とスタッフを含めた人数分になることがわかりました。
参加者にお伝えすると、思ったよりも小さい!広い!など様々な感想が聞かれました。
まとめに、岩石鉱物担当の吉田から、
お茶碗一杯に必要な米の粒数や株数、一年間で食べるお米を育てるためにはどれくらいの面積が必要なのか、といった話でしめくくられました。
改めて、稲のありがたさ、農家さんの苦労や田んぼの大切さを感じることができたかと思います。
その背景にあるのは、土。
私たちは、小さな生き物たちが作り出す自然の恩恵を受けているのです。
(自然課 薄井)
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