キッズツアー「いろいろな動物の歯を見てみよう」を行いました。

みなさんこんにちは。

だんだんと暖かくなり花粉がとてもつらい時期になりました。

3月17日の県博デーでキッズツアー「いろいろな動物の歯を見てみよう」を行いました。

その様子を紹介します。


みなさんは歯をどのような時に使いますか?

ご飯を食べるときに使うと答える方が多いと思います。動物も食べるものによって特徴的な歯などを持つことがあります。

みなさんもご飯を食べるとき、食べ物を切るときはこの歯...硬いものを食べるときはこの歯...と考えてみると面白いかもしれませんね。

まず最初に紹介する動物はカタツムリ。

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カタツムリの舌の上には細かい突起が並んでいます。この突起のことを歯舌といいます。細かい突起はやすりのようになっていてこれを使ってコケを削り取って食べています。

この歯舌はカタツムリの他にイカ、タコ、貝などが持っています。

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続いて、展示室1に移動して歯を見ていきましょう。

始めにクジラの紹介をします。化石はオオガネクジラという名前で広く知られているものです。クジラには歯があるのでしょうか?

クジラには歯があるハクジラと歯が無くヒゲが口の中にあるヒゲクジラがいます。このオオガネクジラは1000万年前にいたヒゲクジラの一種と考えられています。

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これは縄文時代の人の骨です。

縄文時代の人も虫歯の人はいたようです。虫歯には気をつけましょう...

最後に展示室2の動物を見ていきましょう。

写真の右の方にいる大きな魚はコイです。

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コイにエサをあげたことはありますか?その時に「これがコイの歯か!」と思ったことがある方はかなり少ないはずです。

コイの歯はのどの辺りにあるため、なかなか目にすることがありません。この歯のことを「咽頭歯」といいます。

この歯はとてもじょうぶで、貝がらを砕いてしまうくらい硬いです。


キッズツアーに参加してくださった皆さま ありがとうございました。

次回のキッズツアーは4月21日「にほん動物いまむかし」です。

どうぞおたのしみに!!

教育広報課 解説員