学芸員とっておき講座「地下生菌ってなんだろう?~トリュフとその仲間の秘密~」を開催しました

 4/16(日)に学芸員とっておき講座「地下生菌ってなんだろう?~トリュフとその仲間の秘密~」を開催し、26名の参加者が集まりました。

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 担当は山本学芸員。「そもそも、キノコとは?」「世界中でキノコは約2万種、そのうち地中に生えるキノコは千数百種」という導入から始まり、「地中に生えるキノコ、すなわち地下生菌とはどんなキノコ?」の説明から本題に入ります。

 地上に生えるキノコは、大きく担子菌類と子のう菌類に分けられます。どちらも胞子をばらまいて、ふえます。ではこれらのキノコと地下生菌はどんな関係があるのでしょうか?

 実は地下生菌は地上に生えるキノコに近縁であることが分かっているのです。

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 「トリュフは地下生菌の仲間」「地下生菌の多くは地上のキノコから進化してきた」「さまざまな動物が地下生菌を食べることで、胞子が運ばれる」などなど、地下生菌の面白さを山本学芸員が分かり易く解説してくれた講座でした。

 地下生菌に興味をもたれた方、もっと地下生菌について知りたい方、現在テーマ展「地中に生えるキノコ~トリュフとその仲間の秘密~」を6/18(日)まで開催しています。展示解説は4/22(土)、5/27(土)14:00~15:00に行います。種類の地下生菌の標本を展示していますので、ぜひ足を運んで実際に見てみてください。

(自然課 三宅)

4/16(日)に学芸員とっておき講座「地下生菌ってなんだろう?~トリュフとその仲間の秘密~」を開催し、26名の参加者が集まりました