観察会「キノコの観察in中央公園」を行いました。

10月から始まっている、自然系テーマ展「キノコの不思議」。この展示に合わせて、10月1日に「キノコの観察in中央公園」を行いました。

前日に下見をしていても、キノコはすぐ一日でしおれてしまい、翌日見られないことがよくあります。当日は雨が降りそうな怪しい天気でしたが、これはキノコがたくさん発生していそうだと、期待も高まります。

本来、中央公園では、動植物の採取、植栽の中への侵入は禁止されています。観察会では、公園に特別に許可を得て観察させていただきました。

博物館を出て十数メートルの場所からすぐにキノコが生えており、早速解説が始まります。

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通り過ぎてしまいそうな植栽のコケの間からも、小さなキノコがにょきにょきと出ていました。近づいてみると、地面一面に白い小さなホウキタケの仲間がたくさん出ていました。

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落ち葉の間からは、ハナオチバタケが出ていました。

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キノコらしくない形ですが、これはキソウメンタケです。

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キノコが生えている地面の落ち葉を除けてみると...

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地面に白いカビのようなものが見えてきました。これは、ヌメリガサタケ科のキノコの菌糸です。キノコの本体は、実はこの菌糸なのです。

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こちらには、落ち葉を分解している小さなキノコがたくさん生えていました。しかも、ただバラバラに生えるのではなく、輪を描くように生えていました。(写真だとわかりにくいですね...)あたりを見回してみると、キノコでできた輪(菌輪)がそこらじゅうにありました。

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見つけたキノコを縦半分に割ってみます。学芸員が説明している間に、断面の色がうっすら赤く変色していました。こういった変色の様子も、キノコの種を調べる方法の1つだそうです。

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最後は、参加者の皆さんで冬虫夏草の一種であるツクツクボウシタケを探しました。

まずは、地上に出ている白い子実体(キノコ)を探します。小さいのですぐには見つからず、地面にしゃがみ込んで探しました。

運よくキノコを見つけた参加者に、特別に掘り出す体験をしてもらいました。見つけたキノコを目印に、キノコが寄生している地中のツクツクボウシ幼虫を、スコップで掘り出します。幼虫は思ったより深い場所にあり、キノコが折れないように掘り出すのに、苦労していました。

キノコ探しのおもしろさ、難しさが、伝わったでしょうか。

なお冒頭でもありましたが、中央公園では動植物の採取、植栽への侵入は禁止されています。もちろん地面を掘ることもできません。中央公園でキノコを見つけたら、歩道から見て楽しんでくださいね。

注意してみると、遊歩道のすぐわきに、植木の下に、さまざまな色や形のキノコが見つかりますよ!