「名前に"日光"がつく動植物」展レポート(その2)

「名前に"日光"がつく動植物」展ですが、もう、ご覧になりましたか?

来年の124日まで開催していますので、ぜひ、何度でもご覧ください!

ここでは、展示担当が「ぜひ知ってもらいたい!」という生き物(AKB的には「推しメン」)を紹介していきます。

2回目は昆虫担当の栗原より、「ニッコウオオズナガゴミムシ」のご紹介です。

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ニッコウオオズナガゴミムシ

色はやや褐色がかった黒。名前のとおり、大きな頭が特徴です。

クワガタのメスのような大きなあごは格好よいです。

大きさは2cmぐらいあり、ゴミムシの中ではかなり大型。

このゴミムシは、イギリス人のジョージ・ルイスが18806月に、日光の女峰山へのぼっている途中の石の下で発見しました。

その標本はイギリスへ持ち帰られ、ベーツ型擬態でも有名なイギリスのヘンリー・ウォルター・ベイツが、1883年に新種として発表しました。

オオズナガゴミムシの仲間は、深い森で他の昆虫やカタツムリなどを食べて暮らしています。

今では、土砂が崩れているような場所の地中にすむ種類も見つかっていて、栃木県では2013年に2種類の新種が発表されました。

もしかすると、栃木県でもまだ、新種が発見されるかも知れませんよ。

以上、栗原でした。