こんなにあったよ!とちぎの鉱物レポート(その4)

今週末は台風の影響でお天気が荒れ模様です。
博物館にお越しの際は、お気を付けください。

さて、今回紹介するのは、水鉛鉛鉱と緑鉛鉱です。

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緑色の部分が緑鉛鉱、所々に見える小さな透明な黄色い結晶が水鉛鉛鉱です。
国内にいくつか産地がありますが、栃木県では銀山平のものが有名です。
この産地の水鉛鉛鉱は、顕微鏡でもこんな大きさにしか見えませんので、とても小さな鉱物です。ルーペではよく見えませんので、会場では拡大写真を展示しています。

この産地の緑鉛鉱は、緑ばかりでなく、黄色もあります。また、緑鉛鉱というと六角柱状のものを思い浮かべますが、この産地のものは針状です。

ちなみに、今回の企画展の特別メニューとして、レストランにて発掘丼を提供していますが、原案では「銀山平アイス」というものがありました。ボツにされてしまい残念なので、作ってみました。

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バニラアイスに抹茶パウダー(緑鉛鉱)とアメ(水鉛鉛鉱)をトッピングしました。
・・・・うん、ボツになって良かったかもしれません。

なお、企画展ではお子様向けに、鉱物ペーパークラフト制作を実施しています。
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現在、3種類がありますが、8月13日よりペーパークラフトの第2弾が登場します!
お母様方、お子様の夏休みの工作にいかがでしょうか?
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