企画展「野の自然・やまの自然」見どころ紹介 水田の生き物

 企画展「野の自然・やまの自然」会期終了まであと14日(土曜日)、15日(日曜日)、16日(月曜日)の三連休を残すのみとなりました。栃木県に住んでいると『これが当たり前』と思いがちな身近な自然・・・いえ!栃木の自然はすごいのです!!ということを皆さんにお伝えすることがこの企画展の狙いです。身近にある自然の魅力や、自然が人との関わりによってどのように変化してきているのか、貴重な自然をどのように守っていくのかなどをわかりやすく展示しています。


展示風景


 田んぼをテーマにしている展示では間近に生き物を観察することができるコーナーがあります。今回はそこに展示されている生き物を少しだけ紹介したいと思います。


タガメ


 この水の中の昆虫はタガメです。どうです、この前あし、たくましいでしょう?この前あしでカエルや魚などをがっしりと捕まえて食べます。タガメは栃木県の田んぼではまだ見られますが、全国的には絶滅の危機にある昆虫です。お客様の中には「昔はよく見たよ」と懐かしそうに話している方もいらっしゃいました。


ヌマガエル


 そして、このヌマガエルというカエルはもともと栃木県にはいませんでした。静岡県より西にいるカエルでしたが、1999年に県内で初めて見つかって以来、佐野市、足利市、栃木市などの県南の田んぼに広がっています。イボイボな背中はツチガエルというカエル似ていますが、のどとお腹が白いのがヌマガエルです。ひょっとしたら近くの田んぼで出会うことがあるかもしれません。
この他にも水田の生き物が数種類、展示してあります。来館した際には、じっくり観察してみてください。

 

 また、隣にはぬりえコーナーがあり栃木県で見られる生き物や化石のぬりえをすることができます。展示されている実物そっくりにぬったり、自分の好きな色にぬったりと大人も子どもも楽しめるぬりえです。実は、そのぬりえの下地は職員が手書きしたものも・・・みなさん絵が上手でうらやましいです。
 そんなぬりえコーナーですが、みなさんにぬって頂いた絵でこんなににぎやかになりました!



企画展「野の自然・やまの自然」をご覧の際はぜひやってみてくださいね!

(自然課)