『足利尊氏-その生涯とゆかりの名宝-』の開会式・オープニング講座が行われました。

去る10月13日(土曜日)、開館30周年記念特別企画展『足利尊氏-その生涯とゆかりの名宝-』の開会式が博物館エントランスホールで盛大に行われました。


開会式の様子

当日はさわやかな秋晴れのもと、午前10時から開会式が行われ、多くの来賓の方々にお越しいただきました。
当館は昭和57年(1982年)10月に開館して以来、今年で30周年を迎えることとなりました。
これもひとえに、これまでに当館をご利用いただきました皆様のおかげです。

式典では来賓代表及び主催者によるテープカットセレモニーが行われました。

特別企画展『足利尊氏-その生涯とゆかりの名宝-』の開幕です。

展示室内の様子
↑開会式後の展示室の様子


午後には当館講堂にて『足利尊氏展』のオープニング講座が開催され、企画展を担当した2人の学芸員による講演が行われました。
会場は満席の状態で大盛況でした。ありがとうございます。


江田郁夫人文課長の講演

まずは「足利尊氏の魅力」と題して、江田郁夫人文課長による講演です。
各地に残る尊氏ゆかりの地の写真をまじえて、その生涯について分かりやすい話がお聞き頂けたかと思います。


本田諭主任研究員の講演

続いて本田諭主任研究員から「足利尊氏と美術」と題した講演が行われました。
写真内のスクリーンに映っているのは、近年まで「足利尊氏」として様々な教科書で紹介されてきた騎馬武者像です。
調査の進展に伴い、最近では別人であると判断されています。
どのような点から尊氏説が否定されたのか説明があり、皆さん熱心に耳を傾けていました。

この騎馬武者像、11月4日(日曜日)までの展示となっております。


さて、今後の企画展開催中は5回にわたるリレー講演会が行われます。
11月4日のリレー講演会②は定員に達しましたが、他のリレー講演会(①10月27日、③11月10日、④11月17日、⑤11月24日)にはまだ若干の余裕がございます。皆様のお申し込みをお待ちしております。


(人文課 津野田)