観察会「土のひみつを探る」が行われました

 去る6月2日(土)、宇都宮大学付属農場にて、観察会「土のひみつを探る」が行われました。

 私たちの身近に存在する 土。普段あまり気に留めることのない土には、一体どんな"ひみつ"が隠されているのでしょうか。宇都宮大学農学部の平井英明先生や学生の方々から土にまつわるお話を聞いたり、スケッチや実験を通したりして土についての色々な勉強をしました。

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平井先生から土についてのお話を聴く様子

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土をよ~く観察しています


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土の保水実験の様子

 まず、農場にある種類の違う土を使って、どれくらいの量の水を溜め込むことができるのかという実験をしました。カップにそれぞれの土を入れ、水を決まった量ずつ入れていきます。
 実際の土の重なり方と同じように重ねて水を入れる実験では、水を600ml入れたにも関わらず、最終的に一番下から落ちてきた水は100mlも無いほどでした。
 
 次に土のブロックをラップで密封し、水に沈めて穴を開ける実験をしました。
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すると、土から空気が出てきました。
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 どうやら土の中には空気が入っていて、空気が入っていたところに水が入り込むので、水を溜め込むことができるようです。


 土の観察や実験の後、農場の水田で田植え体験をしました。

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二株で大体お茶碗一杯分のお米。一年間に食べるお米を作るにはどれくらいの面積になるかな?


 土は私たちに一体どのような恵みをもたらしてくれるのでしょうか。今回植えた稲は、秋にある観察会「土と作物を観察しよう」でその成長した姿を観察します。その他にも、土の違いや品種によって稲の成長がどう変化するかなどを調べたりもします。
 今回の観察会に参加できなかった方も、ぜひ秋の観察会に参加してみて下さい。

                                                   (自然課 小暮)