テーマ展関連行事「里山の春の草花を見てみよう」が行われました

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 4月25日(日)に、観察会「里山の春の草花を見てみよう」が宇都宮市の多気山で
行われました。この観察会は、現在当館で開催しているテーマ展「ちょっくら行って
みっか!ツツジの古賀志山と鎮守の森・多気山」の関連行事です。

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 当日は天気も良く、例年より多くの方が来てくださいました。
さあ、今日はどんなものが見られるでしょうか??

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 ウワミズザクラの説明中です。まだつぼみで花は咲いていませんでした。

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 多気山の照葉樹林は、栃木県の照葉樹林の北限付近に位置しています。また、この
地域に元々あった植生の面影を残している数少ない貴重な場所です。大昔には、平野部にもこのような照葉樹林があったと考えられます。


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 多気山で見られる4種類のカシの見分け方を説明中。
「こっちは、アラカシかな~?」「中間の形があって難しい!」

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 照葉樹林と夏緑樹林を通り抜けると、御殿平に到着です。
散りかけた桜を見ながらのんびりと昼食です。

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 御殿平で発見したスミレの女王、サクラスミレです。
花がとても大きく女王の風格を感じます。

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 サクラスミレをみんなでじっくり観察したり、写真撮影しました。


 今年は、例年よりも寒い日が多かったので、いつも見られる他のスミレやヤマツツジが見られませんでしたが、いつもは全部散ってしまっている桜が見られました。同じ場所でも、タイミングによって違うものがみられるのも、自然の面白さの一つだなと思いました。

 みなさんも、ぜひ「ちょっくら」と多気山・古賀志山に行ってみてください。それから、博物館のテーマ展も見に来ていただければ嬉しいです。

                            (自然課:齊藤)