栃木県立博物館ブログ

2008年04月26日

企画展「野州麻－道具がかたる麻づくり－」が、いよいよ本日から始まります！
栃木初の国指定重要民俗文化財となった野州麻の生産用具の数々、是非ご覧ください。

栃木県では、現在でも麻の生産が行われ、「野州麻」という銘柄で全国各地に出荷されています。
これらは高級下駄の芯縄や、横綱、衣類、山車の引き綱、太鼓や鼓の調緒などに加工され、日本の伝統工芸や伝統芸能を支えています。

こちらは雲竜型の横綱。北の湖関が使用したものです（相撲博物館蔵）

また、野州麻の素材を生かして、新たな利用を試みている方もいらっしゃいます。
麻で紙を作るのもその一つ。

野州麻から作られたランプシェード（野州麻紙工房）

実際に野州麻に触れてみることのできるコーナーもあります。
優しく暖かい手触り、体験してみてください。

なお、本日26日13時半から、学芸員によるオープニング講座もございます。
ぜひ、ご来館ください！
（普及資料課　阿久津）

投稿者：普及資料課｜カテゴリー：