調査研究内容
栃木県立博物館 調査研究内容
学芸部長
関連分野 職名・担当・氏名 調査研究内容
歴史 学芸部長
歴史(中世)担当
江田 郁夫
歴史(中世)担当として、各種のレファレンスに対応するとともに、担当部門の常設展示等の充実に努めた。また、開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏―頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族―」を担当し、同展関連行事等にも携わった。
 その他、研究会・講演会等では城下町科研北関東研究集会・関東地区博物館協会研究会等で報告を行ったほか、中世宇都宮氏や「鎌倉街道を学ぶ」「秀吉の知略!家康の戦略!」「信長が歓喜した東国の名馬」「中世の名族長沼氏の興亡」等に関する講演を実施した。
人文課

関連分野 職名・担当・氏名 調査研究内容
考古 主任研究員
考古担当
馬籠 和哉
 展示では、テーマ展「巡回展栃木の遺跡」、地域移動博物館「埴輪と鏡」(市貝町立歴史民俗資料館)を担当した。開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏―頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族―」では、市町連携事業のうち「関連市町史跡特別展示」の展示、関連市町による物販コーナー・情報展示コーナー・スタンプラリー、史跡紹介「中世宇都宮氏の興亡のあとをさぐる」を担当し、各市町担当者との連絡調整を行った。
一般の方々や研究機関からの各種レファレンスに対応した。また、常設展示の充実に努め、一部展示替えや解説文の更新などを行った。
 普及活動としては、とちぎ子ども未来創造大学での特別講座「君も考古学者」「考古学でモノつくり」、文化財観晃ガイド養成講座(下野市教育委員会主催)「中世の下野市」を行った。栃木市での「国庁まつり」に参加し、「木簡体験」を実施した。
 調査研究では、「中世山間地形村落構造の検討-地名「堀の内」を中心に-」を当館研究紀要第35号に掲載した。
考古 学芸嘱託員
考古担当
中山 真理
 展示では、テーマ展「巡回展栃木の遺跡」、市町連携事業地域移動博物館「埴輪と鏡」(市貝町歴史民俗資料館)を担当した。また、開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏-頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族-」の中で、「関連市町史跡特別展示」、関連事業として「中世宇都宮氏の興亡のあとをさぐる」の講演会等の補助を行った。
 普及事業では、栃木市「国庁まつり」にて木簡体験を行った。
 調査研究では、下野市教育委員会の協力の下、下野市下石橋愛宕塚古墳出土須恵器甕の復元作業を行い、資料紹介として「下石橋愛宕塚古墳出土須恵器大甕」を執筆し、当館研究紀要第35号に掲載した。
歴史 主任
歴史(中世)担当
山本 享史
 歴史(中世)担当として、一般の方々や研究機関からの各種レファレンスに対応した。また、担当部門の常設展示の充実に努めた。
 開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏―頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族―」では担当の一人として資料調査や展示作業に携わった。展示図録では資料解説のほか、コラム「宇都宮氏による東大寺への作善」「一大ネットワークとしての宇都宮歌壇」を執筆した。関連行事として、学芸員とっておき見どころ解説を行った。
 また、テーマ展「藤原秀郷と那須与一―伝説の武将の実像に迫る―」を担当し、資料調査や展示作業に携わった。関連行事として、学芸員とっておき講座や展示解説を行った。
 調査研究としては、平成30年度秋企画展「藤原秀郷―源平と並ぶ名門武士団の成立―」開催に向け、各地で資料調査等を行った。
歴史 主任研究員
歴史(近世)担当
飯塚 真史
 開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏―頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族―」を担当し、調査及び展示、図録の執筆を行った。
 普及教育事業としては、平成29年度西生涯学習センター主催講座「宇都宮再発見 宇都宮ゆかりの歴史街道」において「奥州街道・日光街道を学ぶ~人・物が行き交う近世 宇都宮の街道~」、平成29年度関東歴史教育研究協議会栃木大会において、「水運と蔵の街栃木」、那須烏山市ジオパーク構想教室において「近世下野国の水運について」などの講演を行った。
 調査研究としては、平成30年度秋季企画展「藤原秀郷―源平と並ぶ名門武士団の成立―」開催に向け、各地で資料調査を行った。
歴史 主任研究員
歴史(近現代)担当
大越 惟弘
 歴史(近現代)担当として、一般の方々や研究機関からの各種レファレンスに対応した。また、担当部門の常設展示の充実に努めた。
 普及教育事業では、壬生町立歴史民俗資料館連携講座(第1回・第2回)において「近代日光の軌跡」「国際観光都市“NIKKO”を訪れた外国人」、および宇都宮市東生涯学習センター主催「ふれあい塾」において「明治初期の日光~国際的避暑地としての魅力~」の講演を行った。
戦時中の資料や近代教育に関する資料などの寄贈資料を受入れ、その調査と整理を行った。
 調査研究では、平成30年度冬季テーマ展「下野国から栃木県へ―栃木県を形作った人々―」開催に向け、県内各地や山形県などで資料調査を行った。
民俗 学芸部長補佐兼
人文課長
民俗(有形)担当
篠﨑 茂雄
 第117回企画展・とちぎ版文化プログラムリーディングプロジェクト事業「とちぎの山・鉾・屋台」を担当した。本県の「烏山の山あげ行事」と「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」が、ユネスコ無形文化遺産の代表一覧表に記載されたことを記念して実施したもので、それぞれの行事の歴史的な背景と現在の状況を資料や写真を通して紹介するとともに、「日光弥生祭付祭家体献備行事」、「宇都宮の天祭」、「とちぎの山車祭り」など本県各地で行われる「山・鉾・屋台行事」を概観した。また、会期中に関連行事としてオープニング講座、記念講演会、常磐津公演「将門」、鹿沼の囃子、鹿沼組子の体験、展示解説、学芸員とっておき講座を実施した。
 テーマ展は、「栃木の山の暮らし」を担当し、狩猟、木杓子作り、炭焼など、本県山間部に暮らす人々の生業を紹介した。また、「地域回想法と博物館」、「おじいさんやあばあさんの子どものころの暮らし」を補佐した。
さらに、平成30年度春に実施予定の企画展「とちぎの技・匠」に向けて、本県の伝統工芸品や(公財)日光社寺文化財保存会の調査を行うとともに、資料の借用交渉等を行った。
 普及教育事業は、宇都宮市や大田原市等で、伝統工芸、年中行事、民間信仰等に関する内容の講座を実施した。他に小山市からの依頼を受けて、国選択記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財「間々田のジャガマイタ」の調査を行い、調査研究報告書にまとめた。
民俗 主任
民俗(無形)担当
宮田 妙子
準備中
民俗 学芸嘱託員
民俗担当
石井 和帆
 第117回企画展とちぎ版文化プログラムリーディングプロジェクト事業「とちぎの山・鉾・屋台」では展示を補佐した。テーマ展「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」を主担当、「栃木の山の暮らし」を副担当として実施した。「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」では昭和初期から電化製品が家庭に登場する昭和40年代頃までの昔の生活を紹介した。「栃木の山の暮らし」では展示解説を行った。
 調査研究としては、第120回企画展「とちぎの技・匠」に向けた資料調査を行った。また、当館研究紀要第35号に「絵巻物にみる近世後期における職人の諸相―「日光山神宮重修図」に描かれた日光東照宮の修復―」を執筆した。ほかに、『下野民俗』51号(下野民俗研究会)に、「近代における鍬入れ行事の一考察―『風俗画報』に収録された挿絵の分析から―」を執筆した。
美術
工芸
研究員
美術工芸担当
深沢 麻亜沙
 開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏―頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族―」を担当し、資料調査・撮影・図録執筆・見どころ解説などを行った。また、テーマ展「谷文晁と関東の文人画」を主担当として実施し、会期中に関連講座および展示解説を行った。
 調査研究としては、平成30年度テーマ展「小泉斐の世界―鮎と風景と人物―」の開催に向けた事前調査および写真撮影の補助のほか、県内の美術資料について調査を行った。また、当館研究紀要第35号に「佐貫磨崖仏奥の院大悲窟出土の銅板曼荼羅について―下野における末法思想を背景とした石仏奉納の一遺例―」を執筆した。
 普及教育事業としては、鹿沼市北押原コミュニティーセンターにおいて移動講座「日本の仏教美術について」を行った。
美術
工芸
学芸嘱託員
美術工芸担当
久野 華歩
準備中
自然課
関連分野 職名・担当・氏名 調査研究内容
地学 主任
岩石・鉱物担当
吉田 貴洋

準備中

地学 主任
古生物担当
河野 重範
 第118回企画展「大集合!北関東の動植物化石」を担当し、北関東の大地の生い立ちとともに、この地域から発見されたさまざまな化石について紹介した。
 栃木県内外に分布する地層や化石の調査を行った。那珂川町の馬頭岩体の年代についての成果をまとめた論文が国際誌に掲載された。県版レッドデータブック改訂事業では、地形・地質に関する情報の収集・整理を行った。那須烏山市ジオパーク構想については専門的見地から助言を行った。
地学 学芸嘱託員
地学担当
薄井 香淑
 栃木県内の鉱山跡で岩石・鉱物の資料収集を行った。
 県版レッドデータブック改訂事業では、栃木県内の地形地質や化石の調査を行った。
 「わたしたちの生活と鉱物」「みんなの鉱物大百科」などの地域移動博物館、「火山灰は宝石箱」などの講座に携わり、岩石・鉱物の調査研究を行った。
植物 主任研究員
維管束植物担当
星 直斗
 栃木県内に分布する維管束植物の資料収集、整理、調査研究を行った。
特に県版レッドデータブック改訂事業に関連してクロビイタヤ、トラキチラン、コウホネ類、ササ類等の分布調査、那須烏山市の低標高に残存するブナ林、奥鬼怒の針葉樹林、湿原の植生調査を行った。国立科学博物館等の館外施設においてシソ科、ラン科、カヤツリグサ科植物等の標本調査を行った。また、これまで収集された希少種・希少群落の分布情報等について再検討・整理を行い、県版レッドデータブック2018の維管束植物分野と植物群落分野の編集と部分的な執筆を行った。
植物 主任研究員
維管束植物を除く植物・菌類担当
坂井 広人
 栃木県内の地衣類、真菌類、変形菌類、蘚苔類、藻類の資料の収集・整理作業を行った。県版レッドデータブック改訂事業に関連して、上記分類群の生息情報の収集・整理、原稿の作成・取りまとめを行った。平成29年度は地衣類と真菌類の調査を重点的に行った。また、日光地域の自然学術総合調査の一環として、日光地域の地衣類、真菌類の分布調査を行った。
 地域移動博物館や出前授業、出前講座などを通して、地衣類や真菌類を紹介した。
 テーマ展「ミクロの世界」では主担当として、主に電子顕微鏡で撮影した身近な動植物、鉱物、化石の写真パネルと標本などを紹介した。また、学芸員とっておき講座「身近な地衣類」を行った。
 収蔵資料活用促進展示「収蔵庫は宝の山!―初公開の化石・鉱物・動植物―」では地衣類、真菌類、藻類を担当し、展示を行った。

植物

学芸嘱託員
植物・菌類担当
三瓶ゆりか

 栃木県内に分布する維管束植物、藻類の資料収集を行った。県版レッドデータブック改訂事業では、維管束植物分野と植物群落分野の編集を行った。また、過去の県版レッドリスト(2005, 2011)で収集された分布情報を含め、種ごとの生育状況について再整理を行い、県版レッドデータブック作成のための資料を作成した。
観察会や講座などを通じて県内の藻類を調査した。
 テーマ展「ミクロの世界」ではプランクトンを担当し、展示を行った。
植物

学芸嘱託員
植物・菌類担当
山本 航平

 栃木県内に分布する真菌類の資料収集を行った。県版レッドデータブック改訂事業で真菌類と地衣類の野外調査、標本作製・整理を行った。過去の県版レッドリスト(2005、2011)で用いられた分布情報を含め、種ごとの生育状況についても整理を行った。2018レッドデータブックとちぎの真菌類の一部を執筆した。
 テーマ展「ミクロの世界」では展示の一部を担当した。地域移動博の展示補助を行った。
動物 学芸部長補佐兼
自然課長
脊椎動物担当
林 光武
 栃木県内の哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類の標本の収集・整理作業を行った。また、県版レッドデータブック改訂事業に関連して、上記分類群の生息情報の収集・整理、原稿の作成・取りまとめを行った。
 前年度に引き続き、宇都宮市においてトウキョウサンショウウオの保全対策の検証調査をグリーントラストうつのみやなどと共同で実施した他、高原山地の人工池で両生類の生息状況の長期的変動調査を行った。また、県内の水田地帯で国内外来種ヌマガエルの分布拡大状況の調査を行った。さらに、日光地域の自然学術総合調査の一環として、博物館ボランティアと共に日光地域の両生類・爬虫類の分布・生活史調査を行った。
動物 主任
昆虫以外の無脊椎動物担当
南谷 幸雄
 栃木県内の昆虫以外の無脊椎動物の調査、資料収集を行った。県版レッドデータブック改訂事業の一環として、土壌動物の分布情報の収集を行った。博物館ボランティアとともに、陸産貝類とミズの分布調査を行った。外来種コハクオナジマイマイの分布調査を行った。
 収蔵資料活用促進展示「収蔵庫は宝の山!―初公開の化石・鉱物・動植物―」、テーマ展「ミクロの世界」では昆虫以外の無脊椎動物を担当し、展示を行った。テーマ展「ミミズ」では身近な動物であるミミズに焦点を当てて、形態や生態、人との関わりについて紹介した。エビ・カニ・ヤドカリの地域移動博物館を実施した。
 生物液浸収蔵庫内の液浸標本の整理を行い、現在の分類体系に沿って配列し直した。1990年代以前に県内各地で行われた土壌動物調査サンプルを整理した。
動物 主任研究員
昆虫担当
栗原 隆
 地域移動博物館「たんけん!はっけん!昆虫大集合」を担当し、さくら市ミュージアムで国内外の昆虫を展示し、また、海外での昆虫調査も紹介した。
栃木県内の昆虫類の調査、収集、整理を行った。
 当館の収蔵資料については、日本産のケシキスイ科及びヒゲボソケシキスイ科のデータベース化を行った。また、新たに収蔵されたチョウのデータを追加した。
 県版レッドデータブック改訂事業では、野外調査を行うとともに、レッドデータブックの昆虫分野の取りまとめを行った。
動物
学芸嘱託員
動物担当
浅羽 宏
 栃木県内の哺乳類、鳥類の斃死体の収集を行い、骨格標本化の作業を行った。また、過去に収集され、冷凍保存されていた中大型哺乳類の死体についても、同様の処理を行った。
 講座「豚足で骨格標本をつくろう」を実施し、野外観察会での補助的業務を行った。
動物
学芸嘱託員
動物担当
鈴木 信也

 栃木県内の昆虫類の調査、資料収集、整理を行った。特に蛾類を中心に、生息状況の調査を重点的に行った。県版レッドデータブック改訂事業では、昆虫類の生息状況の調査を行った。また、レッドデータブック掲載種の県内の生息情報を整理した。
 地域移動博物館「たんけん!はっけん!昆虫大集合」や、テーマ展「ミクロの世界」で展示を一部担当した。