「荒井退造肖像写真」
当館(荒井文子氏寄贈)
人文系歴史部門 テーマ展

戦時下沖縄の警察部長荒井退造
−辞令と写真からたどる足跡−

開催期間:
2019年7月13日(土曜日)

    〜8月18日(日曜日)


はじめに
 荒井退造(1900-45)は、太平洋戦争末期の沖縄県において、県警察部長として沖縄県民の県外疎開に尽力した栃木県宇都宮市出身の人物です。現在の宇都宮市上籠谷町の農家に生まれた退造は、宇都宮中学校(現栃木県立宇都宮高等学校)を卒業後、何としても官吏になり、天下国家のために働きたい」と上京しました。そして内務省(現総務省)の官僚となり、満州(現中国東北地方)や日本各地に赴任しました
 昭和18年(1943)7月、沖縄県警察部長へ異動となった退造は、沖縄県民に対し疎開推進活動をおこなって県外に約7万3千人を送り出し、多くの命を救いました。那覇市街の9割が焼失した翌年の10・10空襲の際も、消火対応に奔走しました。昭和20年(1945)4月、沖縄戦の本格化後も退造は同年に着任した島田叡沖縄県知事らと県民の保護に命がけで取り組みましたが、自身は島田知事とともに消息を絶ちました。
 本テーマ展では、昨年当館に寄贈されました辞令や写真など荒井退造に関する資料を通じて、退造の沖縄赴任までの活動と、その人物像を紹介します。

関連行事
1)荒井退造関連DVD鑑賞会
TBS製作報道ドラマ「「生きろ」〜戦場に残した伝言〜」
財団法人島守の会製作「島守の塔」  の2本を上映します

  日時 2019年7月27日(土曜日)13時〜16時
  場所 当館講堂
  定員 160名
  申込 当日受付
  ※参加費は無料、予約は不要。直接会場にお集まりください。
2)展示解説 テーマ展「戦時下沖縄の警察部長荒井退造−辞令と写真からたどる足跡−」
  日時 2019年8月3日(土曜日)14時〜15時
  場所 当館 展示室2
  定員 20名
  ※ 予約不要(時間になりましたら会場にお集まり下さい)
  ※ 観覧料が必要です
3)とっておき講座 戦時下沖縄の警察部長荒井退造−辞令と写真からたどる足跡−
  日時 2019年8月18日(日曜日)13時30分〜15時
  場所 当館 研修室
  対象 中学生以上
  定員 40名
  申込 事前電話申込(028-634-1312)
  ※参加費は無料ですが、館内を観覧する場合は別途観覧料が必要です。

 

主な展示資料
第1章 栃木から羽ばたく 宇都宮中学校卒業写真(栃木県立宇都宮高等学校蔵)
                   宇都宮中学校卒業写真(栃木県立宇都宮高等学校蔵)
                            <退造は中段右端>

 

第2章 内務官僚・荒井退造
満州時代の写真 昭和10年(1935)<br>当館(荒井文子氏寄贈) 辞令書(任地方警視叙高等官五等) 昭和16年(1941)<br>当館(荒井文子氏寄贈)
満州時代の写真 昭和10年(1935)
当館(荒井文子氏寄贈)
辞令書(任地方警視叙高等官五等) 昭和16年(1941)
当館(荒井文子氏寄贈)

 

第3章 そして沖縄へ
永野福井県知事(左端)らとの集合写真 昭和17年(1942)ごろ<br><退蔵は写真中央右><br>当館(荒井文子氏寄贈) 第1回沖縄県女子勤労挺身隊集合写真 昭和19年(1944)<br><退造は最前列中央左><br>国吉喜久子氏蔵 那覇市歴史博物館提供<br>『大琉球写真帖』より
永野福井県知事(左端)らとの集合写真
昭和17年(1942)ごろ
<退蔵は写真中央右>
当館(荒井文子氏寄贈)
第1回沖縄県女子勤労挺身隊集合写真
昭和19年(1944)
<退造は最前列中央左>
国吉喜久子氏蔵 那覇市歴史博物館提供
『大琉球写真帖』より

 

第4章 不動の信念を語りつぐ
荒井紀雄氏献花写真<br>昭和27年(1952)<br>当館(荒井文子氏寄贈)   荒井退造終焉の地にて(中央が紀雄氏)<br>昭和27年(1952)<br>当館(荒井文子氏寄贈)
荒井紀雄氏献花写真
昭和27年(1952)
当館(荒井文子氏寄贈)
荒井退造終焉の地にて(中央が紀雄氏)
昭和27年(1952)
当館(荒井文子氏寄贈)

現在の島守の塔 齋藤宏夫氏撮影 摩文仁の丘の上から 齋藤宏夫氏撮影
現在の島守の塔 齋藤宏夫氏撮影 摩文仁の丘の上から 齋藤宏夫氏撮影

 

テーマ展「戦時下沖縄の警察部長荒井退造−辞令と写真からたどる足跡−」出品目録

お問い合わせ

栃木県立博物館 028-634-1312