いろいろな地下生菌
いろいろな地下生菌

自然系テーマ展

地中に生えるキノコ~トリュフとその仲間たち~


開催期間:令和5(2023)年3月18日(土)~
令和5(2023)年6月18日(日)
開催概要

 キノコといえば、「かさ」や「柄」をもつシイタケのような形を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、中には丸い形の地下生菌(ちかせいきん)というキノコもあります。地下生菌は地中に生える目立たない存在ですが、世界三大珍味として有名なトリュフもこの仲間です。地下生菌は、実は地上に生えるさまざまなキノコから進化してきました。地中にもぐって丸くなった結果、地下生菌は胞子を飛ばす能力を失いました。その代わりに、動物と深い関係を結び、ユニークな方法で子孫を残しています。

 この展示では、さまざまな種類の地下生菌とともに、地下生菌が進化してきた過程や、動物や植物と密接に関わる巧みな生き方を紹介します。

展示内容
・地下生菌とは

 地下生菌とふつうの形キノコを比較し、地下生菌がどのように進化してきたのか解説します。また、地下生菌の探し方も紹介します。

・動物や植物と地下生菌の関係

 地下生菌は動物や植物とどのように関わっているのか、写真や映像を用いて紹介します。

・いろいろな地下生菌

 地下生菌には多くの種類があり、種類ごとに色や形が異なります。トリュフをはじめとする、いろいろな種類の地下生菌の標本と写真を展示します。


アジアクロセイヨウショウロ アオゾメクロツブタケ
アジアクロセイヨウショウロ
(日本産のトリュフ)
アオゾメクロツブタケ
(切断すると青く変色する)
ウスベニタマタケ チチショウロ
ウスベニタマタケ
(淡いピンク色が美しい)
チチショウロ
(チチタケに近縁な地下生菌)
ウィノシチュニカ・インジェンス 地下生菌を食べるニホンリス
ウィノシチュニカ・インジェンス
(当館学芸員が新種として発表)
地下生菌を食べるニホンリス
(撮影:五味孝一氏)

★★★チラシのダウンロードはこちら★★★


関連行事
●学芸員とっておき講座「地下生菌ってなんだろう?~トリュフとその仲間の秘密~」
日時: 令和5年4月16日(日)13:30~15:00
講師: 当館学芸員 山本航平
会場: 講堂
定員: 150名(予約不要)
参加費: 無料

●展示解説
  展示を見ながら、担当学芸員が見どころを分かりやすく解説します。
日時: 令和5年4月22日(土)14:00~15:00
令和5年5月27日(土)14:00~15:00
講師: 当館学芸員 山本航平
会場: テーマ展示室
定員: 20名
  ※参加費は無料ですが、館内を観覧するため、別途観覧料が必要です。

お問い合わせ
教育広報課 028-634-1312 (直通)

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