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谷文晁派筆 「ムササビ図」個人蔵

人文系美術工芸部門 テーマ展

写山楼
〜谷文晁一門の絵画学習〜



開催期間:令和2(2020)年
10月31日(土曜日)〜12月20日(日曜日)
開催概要

 写山楼と号した谷文晁(1763〜1840)は、関東文人画の大成者とされ、江戸時代後期を代表する画家の一人です。文晁は「八宗兼学」といわれ、狩野派や土佐派、四条派、中国画、西洋画などのさまざまな絵画様式を吸収し、幅広い画風による多くの作品を生み出しました。また、下野出身の高久靄香i1796〜1843)や常陸出身の立原杏所(1785〜1840)をはじめとする多数の門人を輩出し、文晁の妻や弟妹、息子たちもまた画家としての足跡を遺しています。こうした文晁一門の活躍の根幹には、文晁の画塾である写山楼における絵画学習の蓄積がありました。
 江戸時代以前の一般的な絵画学習法とは模写を行うことで、それにより過去の画家の優れた筆法を学び、また模写した絵を手元に置いて自身の創作の参考としました。とりわけ文晁は、多種多様な古典名画を旺盛に写した画家として知られています。写山楼では、門人たちが画技の習得のため、古典名画や師匠である文晁の作品に倣い研鑽を積んでいました。
 本テーマ展では、谷文晁派の粉本・模本・縮図資料を中心に谷文晁一門の絵画学習の様子をご紹介するとともに、これらとリンクする室町絵画、狩野派、関東文人画の名品をご覧にいれます。本展を通じて、模写と創造を繰り返す日本絵画史の奥深さを感じていただければ幸いです。

 全42件展示(うち県指定文化財1件)

関連行事

●学芸員とっておき講座「写山楼〜谷文晁一門の絵画学習〜」
 谷文晁一門の絵画学習について紹介します。
  日時 令和2(2020)年12月20日(日曜日)13時30分〜15時00分
  場所 当館研修室
  定員 40名
  ※参加費は無料です。

●担当学芸員による展示解説
 本展示を観覧しながら、担当学芸員がわかりやすく解説します。
  日時 令和2(2020)年11月7日(土曜日)、12月5日(日曜日)14時00分〜15時00分
  場所 当館展示室2
  定員 20名
  ※参加費は無料ですが、館内を観覧するので、別途観覧料が必要です。

主な作品
谷文晁派筆「ムササビ図」個人蔵
谷文晁派筆「ムササビ図」
個人蔵
江月宗玩賛「達磨図」足利市・西宮長林寺蔵 谷文晁派筆「達磨図」個人蔵
江月宗玩賛「達磨図」
足利市・西宮長林寺蔵
谷文晁派筆「達磨図」
個人蔵
狩野常信筆「模古画巻」(上巻)部分 当館蔵 谷文晁派筆「白鷹図」個人蔵
狩野常信筆「模古画巻」(上巻)部分
当館蔵
谷文晁派筆「白鷹図」
個人蔵
谷文晁筆「縮画帖(孔子図)」個人蔵 高久靄黒M「孔子図」当館蔵
谷文晁筆「縮画帖(孔子図)」
個人蔵
高久靄黒M「孔子図」
当館蔵

テーマ展「写山楼〜谷文晁一門の絵画学習〜」出品目録

お問い合わせ
教育広報課 028-634-1312 (直通)
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