第114回企画展 宇都宮市市制120周年記念

宇都宮藩主 戸田氏-その歴史と文芸-

2016年4月29日(金曜日)~6月12日(日曜日)

 下野宇都宮は、中世を通じて名門宇都宮氏が治めていましたが、慶長二年(一五九七)、豊臣秀吉によって所領を没収されて改易(かいえき)となり、その支配を終えました。
 徳川幕府の時代を迎えて、宇都宮藩では短期間に領主の交代を繰り返しましたが、その中で最も長期にわたって宇都宮藩主をつとめ、最後の藩主となったのが譜代大名の戸田氏です。
 宝永七年(一七一〇)に七万石で宇都宮藩主にとなった戸田氏は、その後一時肥前島原に移封(いほう)となりますが、安永三年(一七七四)、戸田忠寛(ただとお)の時に宇都宮の地に戻り、以後は明治維新まで藩主の地位にありました。
 本企画展では、宇都宮藩主戸田氏の歴史をたどり、あわせて江戸時代後期に花開いた宇都宮藩の文化を概観します。また藩主ながら南蘋派(なんぴんは)の画人としても著名な戸田忠翰(ただなか)の作品約三十点を特集展示します。

企画展について

開館時間

午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)

期間中の休館日

毎週月曜日、5月6日(金曜日)

観覧料

一般:250 円(200 円)
大学生・高校生:120 円(100 円)
中学生以下の観覧料は無料
※( )の中は20名以上の団体またはM割料金
※6月11日(土曜日)・12日(日曜日)は県民の日により無料

主催

栃木県立博物館

共催

宇都宮市

M割(ミュージアム割引)のご案内

M割参加館の入館券を持って、入館日から6ヶ月以内にM割参加館に入館すると、料金割引を受けることができます。

共催行事

宇都宮市市制120周年記念講演会

演題 「宇都宮藩戸田家の経済事情」
講師 高山 慶子氏(宇都宮大学准教授)
日時 6月4日(土曜日)13:30~15:30
場所 当館講堂(定員200名)
無料(要予約)
お問い合わせ お申込みは5月2日(月曜日)より
宇都宮市教育委員会文化課
Tel:028-632-2768

関連講座

担当学芸員によるオープニング講座
日 時 4月29日(金曜日)13:30~15:30
講 師 当館学芸員
定 員 200名 無料 電話申込
場 所 当館講堂
担当学芸員による展示解説
日 時 5月1日(日曜日)・6月5日(日曜日)14:00~15:00
講 師 当館学芸員
定 員 20名 ※事前申込不要・要観覧料
場 所 当館展示室
記念講演会1「宇都宮藩主 戸田氏の歴史」
日 時 5月8日(日曜日)13:30~15:30
講 師 戸田 正彦氏(戸田氏連翹の会学芸員)
定 員 200名 無料 電話申込
場 所 当館講堂
担当学芸員による“とっておき講座”
日 時 5月15日(日曜日)13:30~15:30
講 師 当館学芸員
定 員 40名 無料 電話申込
場 所 当館研修室
記念講演会2「宇都宮藩主 戸田忠翰が描いた世界」
日 時 5月22日(日曜日)13:30~15:30
講 師 成澤 勝嗣氏(早稲田大学文学学術院教授)
定 員 200名 無料 電話申込
場 所 当館講堂
関連講座申込先
栃木県立博物館 教育広報課
Tel. 028-634-1312

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主な展示作品

「厨子入り 戸田忠次夫妻坐像」 (個人蔵)
戸田忠翰筆「蓮ニ翡翠図」 (個人蔵)
戸田忠翰筆「白鷲追兎図」 (神戸市立博物館蔵)
戸田忠翰筆「白鷺図」 (個人蔵)
戸田忠翰筆「瓶花に鶉図」 (個人蔵)
「戸田忠翰後室使用火鉢」 (宇都宮市・報恩寺蔵)
戸田忠延筆「一行書」 (上野記念館蔵)
  ほか
初公開作品

展示作品

戸田忠友より拝領した陣羽織 初公開! 忠翰の華麗な花鳥画
戸田忠友より拝領した陣羽織
菖蒲連柄地六星に連翹紋陣羽織
個人蔵
初公開! 忠翰の華麗な花鳥画
戸田忠翰「桃綬帯鳥図」
足利市・龍泉寺蔵
戸田忠真が奉納した豪華な拵
戸田忠真が奉納した豪華な拵
戸田忠真奉納太刀拵
宇都宮市・二荒山神社蔵
県内に伝わる沈南蘋の大作
県内に伝わる沈南蘋の大作
沈銓(南蘋)「封侯図」
鹿沼市・医王寺蔵

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お問い合わせ・お申し込みは電話で栃木県立博物館 教育広報課(028-634-1312)へ