第112回企画展
川のあるくらし
2015年7月18日(土曜日) ~ 8月30日(日曜日)
~栃木の漁師の玉手箱~
本県には那珂川、鬼怒川、渡良瀬川など関東有数の河川が流れています。これらの河川は鮎や鰻など水産資源の宝庫で、それらを得るための漁具や漁法、またさまざまな川魚料理が生まれてきました。
この企画展では、本県内水面の漁業と食について紹介します。流域にくらす人々は、時には自然と戦い、また魚と知恵を競い合うことで技術を高め、それらを次の世代に伝えてきました。栃木の漁師の知恵がつまった玉手箱を紐解いて、素晴らしい地域の文化を明らかにします。
企画展について
開館時間
午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
期間中の休館日
毎週月曜日(祝日を除く)、
7月21日(火曜日)、(但し、7月20日(月曜日)は開館)
観覧料
一般:250 円(200 円)
大学生・高校生:120 円(100 円)
中学生以下の観覧料は無料
※( )の中は20名以上の団体またはM割
M割でまた見よう!
※栃木県博物館協会では、平成27年度から共通割引制度(M割)を実施しています。
※栃木県博物館協会のM割参加館の入館券(M割印押印あり)を持って、入館日から6か月以内にM割参加館に入館すると、料金割引を受けられます。
※他の割引券との併用はできません。
関連講座
担当学芸員によるオープニング講座 |
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日 時 | 7月18日(土)13:30~15:00 |
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場 所 | 当館講堂 (定員200名 無料、要電話予約) |
担当学芸員による展示解説 |
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日 時 | 7月26日(日)14:30~15:30 |
場 所 | 当館展示室 (定員20名 予約不要 要観覧料) |
記念講演会「那珂川の川漁師の生活」 | |
講 師 | 柏村 祐司 氏(当館 名誉学芸員) |
日 時 | 8月2日(日)13:30~15:30 |
場 所 | 当館講堂 (定員200名 無料、要電話予約) |
学芸員とっておき講座「那珂川の漁労用具」 | |
講 師 | 篠崎 茂雄(当館 学芸員) |
日 時 | 8月16日(日)13:30~15:00 |
場 所 | 当館研修室 (定員40名 要電話予約) |
企画展関連イベント「君も川漁師になろう!」 | |
協 力 | 那珂川の漁師の皆さん |
日 時 | 7月19日(日)・26日(日)、 8月9日(日)・23日(日)・30日(日) いずれも10:00~12:00、 13:00~15:00 |
場 所 | 当館エントランスホール他 (申込不要・当日会場にお集まりください) |
展示構成
はじめに
第Ⅰ章 漁法と漁撈用具
- 網漁(絡めて捕らえる)
- ヤス漁・カギ漁(突いて捕らえる)
- ウケ漁(誘い込んで捕らえる)
- 釣漁(釣って捕らえる)
- その他の漁法と漁具(伝えられた技と知恵)
(コラム)漁舟をめぐる民俗
第Ⅱ章 川漁師と生活
- 魚の運搬と保存
- 川漁師の出で立ち
- 生活と規則・信仰
(コラム)最上川水系の漁撈用具
(国指定重要有形民俗文化財・致道博物館蔵)
第Ⅲ章 川の恵み
- 川と親しむ
- 川魚食にまつわる民俗
第Ⅳ章 記録された漁撈文化
- 記録の中の漁
- 栃木県立博物館の取り組み
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那珂川の漁撈用具 (当館蔵) |
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投網漁の様子 (那珂川町) |
鬼怒川水産調査書 (石川氏蔵) |
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モズクガニ | 鮎のくされ寿司 |
お問い合わせ・お申し込みは電話で栃木県立博物館 教育広報課(028-634-1312)へ