江戸図屏風[部分]
国立歴史民俗博物館蔵
第110回企画展

江戸とつながる川の道
ー近世下野の水運ー

2014年10月11日(土曜日) ~ 11月24日(月曜日)

 江戸時代には、河川が整備され、大量輸送が可能な水運は主要な交通手段となっていきました。その結果、下野でも多くの船が河川を行き交い、沿岸には物資の上げ下ろしをする河岸が形成されました。水運に利用された下野の河川には、鬼怒川・思川・巴波川・渡良瀬川・那珂川などがあり、それぞれが利根川・江戸川を通して江戸とつながっていました。また、それらの河川は下野国内で河岸を通して奥州道中・例幣使道などの主要街道とも接続していました。水路と陸路の連携によって、河川を介した物資の輸送範囲は下野国内にとどまらず、奥州にまで及んでいたのです。
 そこで、今回の展示では、陸路と水路との結節点であった下野の水運はどのようなものであったのか、絵図や文書などによって、その実態を紹介します。

出品目録はこちら[PDF:487KB]

企画展について

開館時間

午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)

期間中の休館日

毎週月曜日(祝日を除く)、
10月14日(火曜日)、11月4日(火曜日)

観覧料

一般:250 円(200 円)
大学生・高校生:120 円(100 円)
中学生以下の観覧料は無料
※(  )の中は20名以上の団体またはM割
※11月3日(月)は文化の日により無料

M割でまた見よう!

入館券を持って当館または栃木県立美術館に行くと、団体割引料金で入館できます。
※6ヶ月以内に購入した入館券のみ有効
※通常料金で購入された半券のみ、割引券として使うことができます。
※他の割引券との併用はできません。

関連講座

オープニング講座
講 師 飯塚 真史(当館学芸員)
日 時 10月11日(土)13:30~15:00
場 所 当館講堂
(定員150名 無料、要電話予約)
とっておき講座「江戸とつながる川の道」
講 師 飯塚 真史(当館学芸員)
日 時 10月19日(日)13:30~15:00
場 所 当館研修室
(定員40名 無料、要電話予約)
記念講演会「近世下野の水運」
講 師 渡辺英夫 氏(秋田大学教育文化学部教授)
日 時 10月25日(土)13:30~15:30
場 所 当館講堂
(定員150名 無料、要電話予約)
担当学芸員による展示解説
解 説 飯塚 真史(当館学芸員)
日 時 10月18日(土)14:30~15:30
11月8日(土)14:30~15:30
場 所 当館展示室2
(定員20名 予約不要 要観覧料)

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主な展示

船鑒[部分]
東京国立博物館蔵
Image:TNM Image Archives Source
http://TnmArchives.jp/
奥州道中分間延絵図(1巻)[部分]
重文・東京国立博物館蔵
Image:TNM Image Archives Source
http://TnmArchives.jp/
東京両国通運会社川蒸汽往復盛栄真景之図
千葉県立中央博物館大利根分館蔵
東都名所 日本橋真景并ニ魚市全図
国立歴史民俗博物館蔵
名所江戸百景 大はしあたけの夕立
足立区立郷土博物館蔵
関東五ヶ国水筋の図
船橋市西図書館蔵

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お問い合わせ・お申し込みは電話で栃木県立博物館 普及資料課(028-634-1312)へ